[ぼらぷらエッセイ]

『私にできる心がけは不用意に町中に出歩かな・・・』

私にできる心がけは不用意に町中に出歩かないことだ。
コロナが流行りだして1年が経ち、コロナへの意識がだんだん薄くなっているように思う。2020年4月 第一回緊急事態宣言発令。このときは、学校が休校となり、家族が皆、家で過ごした。学校の勉強も対面式からオンライン学習に切り替わり、今までの生活が一転した。私はほとんど家を出ることもなく毎日をすごした。
2021年1月 第二回緊急事態宣言発令。第一回の緊急事態宣言が終わった時点より学校が再開。今回も休校になってしまうのか?と心配したが、部活以外の学習面は通常通り行われた。つまり、毎日通学。毎日外出することが必要最低限の生活となった。
そんな日々を過ごしていると外に出ることに対する罪悪感はへり、私は町に出かけるようになった。
街中は、「人が多いな」と思ったが、客観的に見ると人数が多い中の一人に自分が数えられていると思った。「町に出る」ことはコロナが流行りだしたときはあり得ないことだった。しかし、町に出てしまった。もし自分がコロナウイルスを持っていたらすれ違った人、何人に移してしまうのだろうか。逆にもしコロナウイルスを持っていた人がいて、自分が感染したら家族にどのくらい迷惑がかかるか。考えると怖くなってくる。“町に出ている人数が多いから感染者数が減らない”などとつぶやくのではなく、まず自分自身が町に出ている多い人数の一人にならないように出歩かないようにしようと思う。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。