「コロナとSDGs 私にできること」
私にとってコロナウイルスの流行は大きく2つのターニングポイントになりました。
まず一つ目は、「国際協力のやりがい」を感じられたことです。
例えば、学生時代にインターンをさせていただいたペルーの「ICT教育推進プロジェクト」の対象となった地域では、
感染拡大防止のためにペルー国内が学校封鎖を余儀なくされた中、いち早くタブレットやテレビを使ったオンライン授業を再開しました。
先生や子供たちが機器を使い慣れていたこと、カリキュラムを地域で統一できていたことなど様々な要因はありましたが、
自分の関わったプロジェクトがピンチの時に大きな効果を発揮したのはとても嬉しく、大きなやりがいを感じました。
その他の国々でかかわったプロジェクトもコロナ時において一定の効果を生み出しており、自分たちがやっていたことは間違いじゃなかった、
これからもずっと国際協力に関わっていきたいと強く思った体験になりました。
近い将来と開発途上国のプロジェクト運営に関われるよう、国内でたくさんのインプットをして準備したいです。
もう一つは、「どこで誰のために働きたいのか」が明確になったことです。
現在勤務している会社でもパンデミックの影響で業務内容が大きく変わり、withコロナの時代のための人の密を避けるシステム導入や、
人流調査がメインとなっています。会社のシーズと社会のニーズを考えること自体はすごくいい勉強になっているのですが、
これまで途上国の現場でフィールドや現地の人々に近い仕事をしてきただけに、彼らに対して何もできないもどかしさを常に抱えていました。
当たり前のように繰り返してきた海外渡航、国際交流のありがたみをもう一度認識し、自分の知識や経験は国際協力のプロジェクトで活かしたいと
強く思いました。フィールドに出れる日が来ることを願って今準備できることを頑張りたいと思います。