コロナ禍において、日本も含め世界各国のリーダーたちの対応は注目されている。日本で考えれば、緊急事態宣言に伴う企業や自治体への支援、オリンピックに向けた感染対策などが挙げられる。残念ながら、現在の政府の対応はあらゆる面で国民の信頼を失いかねない姿勢が目立っている。これは単に一部の人たちの問題ではない。日本が陥っているこの状況は、わたしたちひとりひとりの責任でもあると言える。このような状況において、私たちができることは何か考える必要がある。まず一つには、メディアとの付き合い方が挙げられる。新聞やテレビなど、真実を曲げずに報道されることは前提であるが、時にそれが一つの立場からの視点で描かれていることがある。そのため、もし新聞をとっていても毎回同じ新聞社の記事だけではなく、複数の記事に触れて一つの事象も様々な立場から見る必要があるのだと思う。これは、情報を発信している人に関しても同様に言える。二つめにできることは、政治への関心を高めることだ。つい先日の都議会選挙も投票率が低かったことが話題になった。これはとても残念な事実であるが、一方で選挙前の若者による投票を呼び掛ける動きは少なくなかったと感じる。選挙結果の大枠も一見いつもと変化がないようにも見えたが、今まで得票率が低かったところに変化があるなど新しい動きもあったように思う。自分の一票がとても小さく感じても、SNSなどで選挙に関する反応を示したり実際に投票所に行くことは非常に重要で、今後ますます盛り上げていくべきであると思う。