2011年8月22日 12:48 PM
【滞在期間】2011-08-13 ~ 2011-08-18 【総評】大変満足 【プロフィール】男 【ネーム】Teppei
(1)参加動機
現在、会社勤めをしている中で、限定された範囲でしか物事を体験できていないため、未婚の状態であり、ある程度時間に融通をきかせる事ができる今だからこそ、自分の見聞を広げるために、何かできる事があるのではないかと考えました。そのためには、表層的な部分しか見る事ができない旅行ではなく、現地の社会問題等の深層にまで触れる事ができる体験型のツアー、そして自分がそこに何かしらの形でコミットできる海外ボランティアが最適ではないかと考え、今回の海外ボランティアに申し込みました。
(2)参加した感想
自分が何かしらの形で貧民区の子ども達の役に立てると思い込んでいたが、自分ができた事は予め受け手側でプログラム化された範囲の事と日々子どもたちと一緒に遊んだ中で、刹那的な楽しみを提供できた事。それすらも、子どもたちにとっては、自分たちに気を使って一緒に遊んでもらってたのかと考えると、子どもにとっては、自分と一緒に過ごして得られた事は皆無に等しかったかもしれません。それゆえに、無念な気持ちも残りました。ただし、私にとっては子どもたちからも、そしてマスターからも学ぶものが非常に多い、濃厚で意義深い体験でした。特に、マスターの教え子達の日本人の子ども以上に規律正しく、気配りができる子ども達の姿を見て気づかされる点は多かったです。貧しい状態から脱出する事が非常に難しい環境においても、身近に尊敬できる人がいて、愛情を持って子ども達に教育すれば、子ども達も腐らずに、真っすぐ目標に向かって頑張れるんだという事がわかり、またその様子をみて胸が熱くなりました。また、スモーキーマウンテンで日々生きるために、劣悪な環境の中、懸命に働く子ども達を見て、可哀想といった感情ではなく、子ども達の逞しさを感じ、心が動かされました。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
直接的に、国際協力等を行う事は考えていないが、マスターや子ども達から教わった「周囲への感謝の気持ちを持つ事」と「自他共栄」の精神を持って、恵まれた環境で生活を営んでいる事に感謝し、周囲の人へ還元していきたいです。