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今がすごい大事だということをこの村の人たちに教えてもらいました。
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今がすごい大事だということをこの村の人たちに教えてもらいました。

2010年2月1日 6:11 PM

【総評】大満足 【プロフィール】女性 / 大学2年生 / 山梨県

(1)参加動機

私は、国際ボランティアにとても興味を持っていて、現在YEHというNGOの国際ボラン
ティア団体に所属しているのですが、他団体のスタディツアーにも参加してみたいなと思っていました。その時、私のやりたい建設作業も行うことができる

このスタディツアーの存在を知り参加することにしました。


(2) 参加した感想

今回のツアーでタイが「第二のふるさと」と心から思うことができました。できるものならば、このままタイに残って、村の人たちのためにできることをずっと ずっとしていたいと思いました。それは、私たちがお世話になった村の人たちや、タイNGOの人たちがとても温かかったからです。私がステイしたのはアカ族 が暮らすリーパー村というところでした。アカ族の人たちはホントに優しい人たちばかりで大人も子どももみんなイキイキしていていて本当に素敵でした。村での 生活は、日本では絶対に体験できないようなことだらけで、それが凄く新鮮で心から幸せを感じることができました。


そして私はこの村に来て生きると言うことをすごぐ実感しました。日本人は生きてるのではなく生かされているのだということを、しかしこの村の人たちはきち んと1日1日を生きていました。今彼らがすべきことを懸命にする、明日とか1週間後ではなく、今がすごい大事だということをこの村の人たちに教えてもらい ました。
私はタイに行くまで山岳民族についてほとんど知りませんでしたが今はもっともっと山岳民族について知りたいと思うようになりました。タイには10以上の山 岳少数民族が暮らしていて、それぞれの山岳民族が抱えている問題は山ほどあります。タイに住んでいながらも国籍が持てない人・タイのIDがなく村から出れ ない人・山岳民族というだけで不当に差別を受ける人・低賃金での過酷な労働をさせられる人・国籍や学歴がないため人身売買に走ってしまう人などホントにた くさんの問題があります。私はこのエコツアーに参加しなければこの現実を知らないまま人生を生きていたと思います。しかしこの現実を知った今、これからの 私の人生は変わる気がします。

 

今回の私たちのボランティア内容は水道建設でした。リーパー村には水が通ってなくて毎朝村の人たちは井戸まで水汲みに行っていました。私も早起きして何度か 体験しましたが、急な坂が続き足場も悪く普通に歩くことさえ困難な道をバケツに水をいれて運ぶのはホントに大変でした。こんなことを毎日続けている村の人 たちはホントにすごいと感じたし、日本人は蛇口ひねれば簡単に水がでてくることを当たり前のことと思ってはいけないのだと思いました。

 

水 道を作るためにはきれいな水を山から引かなくてはならないため、山道をひたすら上り、川を越えて、汚れても転んでも弱音なんか吐かず、やっとのことで頂上 に着いた時にはヘトヘトでしたが、村の人たちがせっせと作業をするのを見て、私も負けてられないと思い石を運んだり、パイプを通す道を桑で掘ったり、竹を 切って汚い水が入らないように蓋を作ったり、セメント作りをしたり必死に働きました。 実際に出来上がっていく行程が見えるので作業をしていてホントに気持ち良かったです。作業を始めて数日後、村の水道から水が流れてきてホントに感動しまし た。村の人たちも喜んでくれて朝から水使いまくっている光景を見て私はホントに村の人達の役に立てたんだと実感することができました。
そんな素敵なリーパー村の子どもたちはホントに元気で最初は悪戦苦闘した私もはしゃいでばかりでした。いっつも笑ってて私たちが差し出すもの差し出すもの すべてに興味津々の子どもの笑顔は最高です。子どもたちとペアを組み郊外学習に行ったときの子どもたちのはしゃぎようはすてきでした。普段村から遠くへ行 くことのない子どもたちの楽しそうな笑顔を見ているだけで幸せを感じていました。

メーサイ(タイとミャンマーの国境があるところ)やゴールデントライアングル(タイとミャンマー、ラオスの3つがメコン川とその支流て繋がってる国境があるとこ)に訪れラオスにも上陸でき、素敵な経験をさせてもらいました。 
村で過ごす最後の日は私たちのために豚が一頭目の前で殺されました。私たちにおもてなしするため…食べ物に感謝するために…。目をそらしたくなる光景でし たが村の人たちは笑っていました。なんてったってごちそうですから。私は豚の鳴き声を聞くのがホントに辛かったですが豚さんに感謝するためにしっかりこの 現実を受け止めなければいけないと思いました。
 村の人たちにさよならをつげるのはさみしかったですが、いつかまた帰ってこようと心に誓っている自分がいて、次に来る時までにもっともっと自分ができることを増やそうと思えました。

 

最 後に今回お世話になった日本人スタッフさんをはじめ現地の学生にはほんとに感謝しています。いつもいつも私たちのために動いてくれて、本当に仲間のようで した。チェンライの空港では涙いっぱいのお別れでしたがこの旅で感じたことをこれからの将来生かしていけるように頑張ろうと思いました。このツアーで出 会ったみんなにグラフマ(ありがとう)と言いたいです。


(3) 今後、この経験をどのように活かしたいか

山岳民族についてもっともっと知識を増やして彼らの役に立ちたいです。