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「全然違う」

2012年3月9日 3:41 PM

【滞在期間】2012年2月28日~2012年3月5日 【総評】満足 【プロフィール】男性 【ニックネーム】かず

 

 

(1)参加動機

 

日本は恵まれた国なのに、それに感謝できていなかった。さらに、途上国の生活の実態をしっかり理解しているわけでもない。それらを知ることで、日本での生活がもっとよくなるように自分が努力できると思ったから。

 

(2)参加した感想

 

自分の参加動機が、不十分だった。環境に頼ってしまって、自分で何かしたいという明確な目的がなかった。それだから、なんのボランティアがしたいかと聞かれて も答えられなかった。結局、何も出来ずに終わってしまった、あっという間の1週間だった。 一番、教えられたというか、再確認させられたことは、感謝の気持ちだった。一番当たり前で、簡単にできるのにできていないボランティアが親孝行。生まれてからずっと、お世話になりっぱなしになっている。なんでそんなにしてくれるかの理由もはっきりしていないのに、親だからというだけで。また、日本という国に生まれて、うまいものを食べられて、物に囲まれている国なんて、世界中で、ほんの僅かしかないのに、当たり前に生きている。フィリピンの街では、子どもたちがゴミを拾って生活しているというのに、そんなありがたいことに、今まで本当の意味で感謝できていたのかというと、自信を持ってしていたとは言えない。毎回の合掌で、自分が幸せであったことを確認させられる日々だった。あと感じたのは、現地の子ども達が優しかったこと。やっぱり自分がボランティアされてしまったなと感じた。初めてあった時、What’s your name?と気軽に声をかけてくれる。怒られた時や、暗くなっている子に子どもたちが優しく、美味しいとか聞いてくれる。ちゃんと教育されていて、物乞いせず、日本人の食事には手を出さない、一方僕らは大量の食べ物と飲み物を飲食して、残してしまう。外食した時も、水をいっぱいもらってしまい、全然現地の人のことを考えられていなかった。スモーキーマウンテンは、イメージと全然違った。現地で生活できている人がいるのに、他の日本人のボランティア団体が、何もわからず、フィリピン政府が悪いといって、生活を乱していることもあった。立派な家やバイク等、スラムよりも裕福な生活ができていて驚いた。自分はゴミがあんなふうに処理され続けるのは、格差がありすぎるから成り立ってしまうのだと思う。だから、あの現状をいつかはもっと健全な形に少ししずつ変えなければと思う。自分は、結局ダメな人間のまま、帰国してしまいました。今までの自分を見直し、今の自分でできることから、たくさんの人を思いながらやっていきたいと思う。

ありがとうございました。


(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

 

 感謝の気持ちを忘れない。自分一人で生きてこれたわけじゃない。その感謝を、まず親に後悔のないように返していく。そして、恵ま れたこの環境でできる、最高のことをする。まずは、大学生として、正しいこと、勉学をしっかり修めていきたい。そして、大学を卒業しないとできない職業に就いて、親に楽をさせる。それを逆算もして今からしっかり頑張っていきたい。