[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『「誰一人取り残さない」世界の実現にむけて』

小論文

『「誰一人取り残さない」世界の実現にむけて』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 今、世界では2030年に向けて持続可能な開発目標SDGsという共通課題への取り組みが行われている。実現するためには、国や企業だけでなく私たち個人も含め、地球全体で取り組むことが求められている。では、私はどのような形でSDGsに貢献できるだろうか。次の三つのことを考えた。第一に、SDGsを「自分ごと」として理解し、目標達成に向け実際に行動へ移すこと。第二に、より多くの若者にSDGs達成のためにできることを広めていくこと。第三に、将来、社会でSDGsの課題解決へと繋がる仕事に就き貢献すること。
 私は学校の現代社会の授業で「貧困格差」について研究した際、SDGsという言葉を初めて知った。SDGsの達成が貧困問題解決に繋がるということを学び、よりSDGsへの関心が高まった。SDGsについてもっと知りたい。壮大な目標に自分はどうしたら貢献できるのか。そのような想いからこのSDGs研修に挑戦した。この研修を通して、私はSDGsへの理解を深めることができ、課題を解決するためには「個人レベル」においても行動を変えていくことの重要性を知ることができた。私のSDGs貢献への第一歩は、具体的なアクションを書き出して「自分ごと化」し、実践することだった。そして、これを共有し一人一人の行動が繋がることで課題解決へ近づけると考えた。
 また、私はSDGsの認知度について知るため、身近な人40人にSDGsのアンケート調査を行った。その結果、82.1%の人が「SDGsという言葉を聞いたことはあるが、解決に向けての取り組みを行なっていない。」ということが分かった。私自身、SDGsについて学び、レジ袋有料化などの取り組みや電車、テレビで見聞きする広告など身近に行われていることをSDGsと関連づけて考えられるようになった。そのため、SDGsを知ること、認知度を上げることは大切だと考えている。しかし、この結果からも分かるように、この現状をさらに進歩させるには、少しでも多くの人にSDGsという言葉だけではなく、内容を理解してもらい、「実践できること」を広めていく必要性を感じた。
 今回の研修を通して、カンボジアの子供たちにオンラインで教育支援を行ったことは、私にとって貴重な経験となった。子供たちの学びたいという意欲にあふれている様子、生き生きとした笑顔が忘れられない。このような子供たちの中には、貧困により学校へ行くことができない子供たちもいるという現状を知った。カンボジアで実際に起きている農村と都市部での教育格差の問題を解決できないだろうか。私は将来自分がSDGsの課題解決へ貢献できる仕事に就きたいと考えるようになった。
SDGsの目標達成の年である2030年、私は中核となって社会を支えていかなければならない年齢になる。私たち若い世代が大きな役割を担うという意識をもつことが重要となるだろう。私は、これからもSDGsを「自分ごと」として意識しながら行動し、得た学びを多くの人に共有していきたい。そして、将来、持続可能な社会をめざし課題解決へ貢献できる人間になりたい。「誰一人取り残さない」世界の実現のために。

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