[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『SDGsと共存する生活』

小論文

『SDGsと共存する生活』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 SDGsは2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標である。持続可能な世界を実現していくための17の目標と169のターゲットが掲げられた。「誰も置き去りにしない」社会の実現を目指すために、目標の達成に向けた全世界の協力が必要である。SDGsの開発目標における多くの課題は、互いに影響を与えつつも、多様で複雑である。そのため、日常生活とは離れた、大規模で漠然としたものと捉えられがちである。しかし、私は、SDGsの目標達成のためには、一人一人の日常生活が非常に重要であると考える。それぞれの日常生活の行動を通じ、その私人、法人特有の社会的責任を果たすことで、社会全体が全ての目標を達成することに繋がるためである。私は現在、大学生であり、卒業後は社会人となることを考えている。現在の日常生活とSDGsをいかに結びつけ、今後どのような選択をすることで、SDGsに貢献することが可能かについて述べていく。
 日常生活を通じてSDGsに貢献するためには、自身の取り巻く環境に焦点を当て、何ができるかを考える必要がある。具体的に、私は、大学生であり消費者という立場にある。第一に、大学生である立場からは、「学ぶ」ことができる。大学では、授業において社会問題、環境問題、SDGsに特化した授業が多く開講されている。学ぶことは、行動するための第一歩であり、初歩的ながら非常に重要である。第二に、消費者として、「消費行動の見直し」ができる。大量社会、大量消費、大量廃棄の構図は、消費者が多くのものを欲する事と、それに応じた経済的利益を追求した企業によって成り立っている。消費者として、食品、衣服等の過剰な消費行動を避ける必要がある。また、フェアトレード、整備された労働環境で生産されたことが示された商品を選択していくことも、必要な消費行動である。また、私は、自身が患っている持病の経験を活かして、病気への差別や、社会生活における不平等の解消のための社会的活動に参加をしている。この活動を通し、誰も取り残さない社会の実現の難しさを実感している。それと同時に、平等や、全ての人の健康について学び、発信する経験を積んでいる。この経験と学びも、SDGsへの小さな貢献であり、自身だから可能な行動の一つであると考える。このように、日常生活を通して、あらゆる切り口から、SDGs貢献のための行動ができるのだ。
 一方で、これらの活動は非常に微力であり、果たしてその行動に意味があるのかと考える人々もいるだろう。しかし、一人一人が、SDGsの観点を持って日常生活を送ることで、互いに多様な課題を補完し合うことが可能である。また、ESG投資への注目からも分かるように、現代社会において、企業の価値は経済的利益のみならず、社会的責任を果たすことも求められる。このような社会で、より大きな影響力を持ち、経済活動の正しい選択をするために、それまでに行った活動や学びは必要不可欠である。そして、次世代の社会を担う人々の行動が社会を築き、SDGsと経済活動の両立の可能性を広げることができる。
 以上のように、SDGsの目標達成は、決して容易ではないが、自身の日常生活を通じてSDGsに貢献することが重要である。そして、地球に住む市民の一員として、SDGs目標達成のための社会的責任を果たしていきたいと考える。

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