『世界をつなげるSDGsに向けて』
カンボジアと日本の間には4000km以上の距離がある。しかし本研修を通し、そこで暮らす子供達と話したり、遊んだり、彼らの学びをサポートしたりすることができた。このように国境を超えた出会いをして、その人々と関わることができたのは、元々共有している目標があったからである。それは、SDGsを達成したいという志しだ。地球上にはたくさんの人が暮らしていて、それぞれ異なる生活を営んでいる。その中SDGsはその一人一人を網のようにつなげる役目があるのだ。そしてこのグローバルな課題に対して自分が一番すべきことは何だろうか。私は、この世界の一員としての当事者意識を持ち続けることが、最も重要だと考える。
まず当事者意識とはどういうことか。それは世界的な課題に自分も関係している、その解決に向けて自分なりの役割がある、と常に意識することである。この考え方の大切さに気づいたきっかけは、学校のクラスでとったアンケートの結果だ。それは本研修のアクティビティの一つ、SDGsについての認知度を調査するためのものだった。結果を集計したところ、SDGsについてあらかじめ知っていた人がほとんどだった。私が通う学校は国際的な背景を持つ生徒が多く集まる方だが、それでも感心した。ところがその人数と、SDGsについてもっと学びたい、それに基づいた活動をしている、またはレジ袋の使用率減少に協力している、という生徒の数は、一致していなっかった。SDGsについてある程度は知っていても実際に行動していない人の中には、自分にあまり関係のない内容だと考えている人が多くいる。したがってこの意識の違いがSDGs達成のためのアクションを起こすか否かの境界となっているのだ。私は今後もSDGsについてただ知っているだけではなく、そのゴールに向けての行動を起こせる人として貢献していきたい。
この意識が鍵となった例を一つあげたい。高校一年生の時、学校の家庭科の授業で、「The True Cost」というファストファッションの裏側に着目したドキュメンタリーを観た。その時私はこの問題の深刻さと身近さに衝撃を受け、上映後しばらく呆然としてしまった。その映像を観てから、洋服を買うときは慎重に選ぶようになった。また高校生として安い洋服に手が伸びがちだが、それらのブランドは生産者の労働環境をきちんと守っていないことが強く指摘されているので、古着屋などで洋服を探すことが増えた。このドキュメンタリーも、複数のSDGsを達成へ導きたい、という意思を込めて制作されたと考えられる。この問題意識を自分に関係することとして受け取り、行動に移すことができているのは、やはり当事者としての意識を持っているからである。このように、SDGsを自分ゴトにする考え方を持つと、小さくても意味のある行動の変化を呼び起こし、目標の達成に貢献できるのだ。
私とSDGsと世界はそれぞれ個々に存在している訳ではなく、何重にも絡み合っているのだ。SDGsは私と世界をつなげる。そしてこのグローバルなネットワークの一員として、責任を持った行動をしていきたい。なぜならこのマインドセットを持つことは、今後様々な形で貢献していくことのきっかけとなるからだ。なので私は、自分には何ができるだろうか、と常に問い続けることを、ずっと大切にしていきたいのである。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
視野が広がった!
勉強になった!
SDGsについて行動したくなった!
LIVEボランティアが楽しかった!
今コロナウイルスによる混乱が世界中で起きているため、国境をこえ、少しでも誰かのサポートになることをできるなら、自分なりに貢献したいと思ったからです。またニュースを見るたびに様々な国際的な問題が取り上げられているため、それを満遍なく含むSDGsについての知識を積み、自分に何ができるかをもっと探りたいからです。
パソコンの画面を通してでしたが、カンボジアの子どもたちと交流ができ、とても楽しかったです。また日本語が上手で、赤ペン先生をしているいときも感心しました。少しでもためになれていたら嬉しいです。SDGsの勉強においては、いろいろなデータや知識を学べて、充実した学習となりました。これからの日常生活にも活かしていきたいです。
まずSDGsに対して自分でできる行動を色々知ることができたので、できるだけ多く実践したいです。またカンボジアの子どもたちと話したり、遊んだりしたという貴重な体験を忘れずに、広い視野で世界を見ていきたいです。どうしても国内や欧米のことばかりがニュースになっている中、このような状況下を毎日暮らしている人がいることを常に考えていたいです。子どもたちが可愛くて彼らの明るさに元気付けられたので、この経験をきっかけに他の子ども関係のボランティアも検討してみます。
現地の子供の明るさに元気付けられます!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
動画を見るとたくさんの子供たちが笑顔を見せていて、素晴らしいボランティアだと感じました。今後も頑張ってください!