『自分の当たり前をみんなの当たり前にするために』
この世界の現状について私たちはどこまで知っているだろうか。もちろん一般的に世界中でたくさんの問題が起きているという認識を一人一人が持っていることは確かである。しかし、私は認識だけで終わっている人が多いと思う。具体的な中身について考えてみないと意味をなさない。みんな他人ごとになっているのだ。自分には関係ないと思って何もしなかったら、他の人に迷惑をかけてしまうのは当たり前である。だが、いつかその罰が自分にも跳ね返ってくる。今、何か行動を起こさないといけないときなのだ。そのために作られたのが、持続可能な開発目標(SDGs)である。まず、日本のSDGs認知度をお伝えしたい。昨年世界フォーラムが発表した調査によると世界平均が74%に対し、日本の認知度は49%と最下位レベルなのだという。そして2019年の日本のSDGs達成度は全162か国中15位だったのが、2020年には17位と下降傾向を示している。具体的に数字で見ると衝撃的である。この認知度、達成度を共に上げていくために私たちは何をすればよいのか。その答えは、2つある。1つ目は、SDGsという存在を知って周りの人に伝えていくこと。2つ目は、何か行動をしていくことだ。
1つ目の存在を知って周りの人に伝えていくことは、認知度を上げるためには必要なことだとわかるだろう。伝えることで、何かしていこうという「行動の輪」が徐々に広がっていく。ここで次に出てくるのが2つ目の行動することである。SDGsの存在を知っても17の項目が大きすぎて具体的に何をすればよいのかが分からないという人が多くなる。私もそうだった。でも、SDGsの具体的な中身を知ればできることがあると気づかされる。例えば、私たち消費者が関係してくる12「つくる責任 つかう責任」を見てみよう。現在私たちの社会は、大量生産・大量消費・大量廃棄社会である。この結果自然環境の破壊、労働者の過重労働を招いてしまった。これを解決するためには、一人一人の消費行動を見直すことが必要とされる。ここでカギとなるのがサステイナブルラベルである。これは、持続可能な原料調達や環境・社会配慮につながる製品と認められるものにつける様々な国際ラベルの総称である。この制度によって、企業はどんな製品を作る必要があるのかと考えることができるし、消費者はこのラベルが貼ってある商品を意識して買うことができる。何をしようか迷っている人がいたらこのラベルにあるたくさんの種類を調べてみてほしい。そうすれば買い物をしているときに見かけた場合、買ってみようと思うはずである。ほかにも、省エネの製品を買ってみることもよい。これにより環境への影響を減らすことができ、家計にも優しい。
このようにSDGsへの行動は日常の生活に取り入れることができる。今年コロナウイルスの問題でよりSDGsの解決が難しくなっている。しかし、こんな状況の中だからこそ日常生活を送るのは難しいことだったと気づかされた。これを機に私たちの当たり前は他の人がいて成り立っていたと思って、生活を少し変えてみてはどうだろうか。その少しが誰かの助けになり、私たちに明るい未来を与えてくれるのではないだろうか。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
中学校の時にSDGsについて知って以来自分に何が出来るのかずっと考えていました。しかし今年に入り外出も容易にできなくなって、何もできないなと悩んでいました。そこで、学校の掲示を見てオンラインでできるこの企画を知りこれだと思いました。
SDGsについて本当にしっかりと教えていただいたし、カンボジアの子供たちとの交流もできてよかったです。自分一人だけでは知ることのできなかったことをオンラインという自宅でもできるような形で知る機会を与えてもらったことがありがたかったです。
周りの人に伝えていったり、誰かの役に立てるように行動したりしたいです。
迷っていたらやってみてください。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
オンライン研修という機会を下さりありがとうございます。皆さんがいたからこの研修ができたのだと思っています。このような形で皆さんの助けになればよかったなと思います。ぜひこれからも頑張ってください。