『「私だからできること」』
家族からたくさんの愛情を受け、不自由なく育った私は、幼少期からクラシックバレエや英会話、ピアノなど、やりたいと望んだことを思い切り挑戦できる環境にありました。さらに、大学の附属校に通っていた私は、大学進学は当たり前と考えており、思いきり学べる環境にいることがいかに恵まれているのかさえ、気付かずにいました。大学時代は交換留学を目標に、学業に励んできました。留学への熱い意欲と、学業成績が評価され、厳しい学内選考を突破し、留学の切符を手に掴んだ時の喜びは、昨日のことのように覚えています。このように、順風満帆な学生生活を過ごしていた私を、大きく変える転機が訪れました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、今秋に予定されていたアメリカへの交換留学は中止となりました。以前の私は、努力すれば夢は叶うと考えていましたが、初めてどうすることもできない挫折を味わいました。一方、家族や友人など周囲の人々の支えがあってこそ、今の私がいることにも気付かされました。そこで私は、今の自分が周囲の人々や社会のために何ができるのかを考え、実行することを決意しました。その一つが「ぼらぷら」です。
本研修を通して、SDGsが掲げる17個の目標は一つ一つが独立しているのではなく、相互に関係し合う目標であることを学びました。また「貧困をなくそう」や「飢餓をゼロに」など、行政や企業だけでなく、一人ひとりが意識して取り組むことが課題解決へつながることを知りました。
ライブアクティビティでは、カンボジアの子供たちに日本語を教えるだけではなく、彼らとの交流を通して、教育の重要性を改めて考える貴重な機会となりました。「カンボジアの子供たちは、英語や日本語など第二外国語を習得することで、将来の職業の選択肢が大幅に広がり、国内だけでなく世界でも働ける可能性が生じる」という、現地スタッフのヒムさんの言葉が印象深かったです。日本語や日本文化を紹介する活動を通じて、国境を越えて子供たちの未来を広げる瞬間に携わることができる、そして今の私でも誰かの役に立つことができると実感し、自分に自信を持つことができました。
本研修は、SDGsに関する知識やアクティビティで体感した気付きだけでなく、実際にそれを行動に移すことにあると考えます。留学が中止になった後も、私は年齢・性別・国籍を越えて人々と交流することで、多様な価値観を吸収するという目標を持ち続けています。一方で、この研修を契機に、日本語を学んでいる人々のサポートをするという新たな目標ができました。私は今、大学で交換留学生の日本語学習クラスの指導サポート係をしています。そこでは、テキストに書いてあることだけでなく、教授、先輩など、立場の違う相手と話す際の言葉の使い分けや、微妙な日本語の機微を分かりやすく説明することを心掛けています。
「質の高い教育をみんなに」を実現するためには、教室などの設備はもちろん、家族の支援や、生徒のことを一番に考える教師、共に学ぶ学友の存在も不可欠です。私の身の回りには、どんな時も支えてくれる家族、恩師、友人がいます。そんな私だからこそ、質の高い教育の重要性を周囲に発信していく力があると考えます。
子供たちは全員に学ぶ権利があります。その権利は、どんな人でも剥奪することはできません。生まれた国や地域、家庭環境という、個人ではどうすることもできない事情を理由に不平等が生じてしまう社会は、決してあってはならないのです。だからこそ、「人や国の不平等」をなくし、「質の高い教育をみんなに」届けるために、これからも私だからできることを実行していきます。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
交換留学が中止になり、日本にいながらも今自分にできることに挑戦したいと考え応募しました。本プログラムの講座及びアクティビティを通して、SDGsが目指す社会とは具体的にどのようなものなのかを学びたいです。
日本語や日本文化を紹介する活動を通じて、国境を越えて子供たちの未来を広げる瞬間に携わることができる、そして今の私でも誰かの役に立つことができると実感し、自分に自信を持つことができました。
「質の高い教育をみんなに」を実現するためには、教室などの設備はもちろん、家族の支援や、生徒のことを一番に考える教師、共に学ぶ学友の存在も不可欠です。私の身の回りには、どんな時も支えてくれる家族、恩師、友人がいます。そんな私だからこそ、質の高い教育の重要性を周囲に発信していきたいです。
自分の視野を広げて、物事を考えることにつながると思います!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
実際に現地に行くことが難しい今日ですが、オンラインを通して現地の人々と交流することができる貴重な機会を提供して下さり、ありがとうございました。