『私たちと地球の繋がり』
現在、世界には多くの課題がある。これらは日本だけの問題ではなく地球全体の問題だ。確かに、地球を守るというのは簡単な事ではない。しかし、この問題を引き起こしているのは私たちである。
私たちは必要でない物を多く買って、地球のたくさんの資源を無駄にしている。世界には現時点で空腹を抱えている人々が7億9500万人あまりいる。地球の裏側では、十分な食事が得られない人々が地球上に多くいる一方で、日本では多量の食料廃棄が問題視されているのだ。
近年、海洋汚染が深刻化している。人間が出す大量のゴミや排水が海を汚染し、海の生き物を苦しめている。30年後、海の生き物より海のプラごみが多くなるとまでいわれている。私たちがこれらの問題を解決する事ができないのだろうか。
2015年9月の国連サミットで、これらの問題を解決し、SDGs<持続可能な世界を実現していくための17の目標>が掲げられた。それらの目標の全てを2030年までに達成することを目指している。SDGsの前身は、MDGs<ミレニアム開発目標>であった。このMDGsは主に途上国の開発が目標で、先進国の人々にとっては自分事ではなく他人事となっていた。しかしSDGsは、先進国も含め、あらゆる国連加盟国の課題になっており、すべての国、すべての人々が自分事としてとらえなければいけない課題となったのだ。
持続可能でかつ「誰も置き去りにしない」社会を実現するためには、経済成長、社会的包摂、環境保護の3つの主要素を調和させることが欠かせない。そして、一人一人が他人事ではなく自分事に意識を変える必要がある。
私たちが汚している地球を私たちが責任を持って守る。この地球を守ることができるのは他の誰でもなく私たちだ。環境問題や地球問題ときくと難しく感じる人が多いだろう。しかし、私たちが少しの行動や選択を変えれば地球はよりよくなるはずだ。買い物をする時にはエコバッグを使う。ペットボトルを増やさないためにマイボトルを持ち歩く。冷房の温度を1度あげてみる。このような些細なことが地球をよりよくする事に繋がっている。この事をみんなが知れば地球は必ず変わるだろう。
そのためにできることの1つとして、SDGsを広めることが大切だ。日本国内におけるSDGsの認知度は増えてきている一方、まだ知らない人も多くいる。自分自身、この事を勉強するまでSDGsがどういうものなのか詳しく知らなかった。今よりもっとSDGsが広まれば、地球課題はよりよくなるはずだ。
一人一人が意識を変えれば、必ず地球はよくなる。だから私はSDGsを一人でも多くの人に広めていきたい。