[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『貢献できる人になるために』

小論文

『貢献できる人になるために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 この活動を通して,私の夢を叶えることは今のままでは難しいと考える。中学生の頃から世界を平和にしたいと考えていた。しかし,大人になったらそのような仕事に就きたいと言っているようでは,世界では既に出遅れているのだと痛感した。マララ・ユスフザイさんやグレタ・トゥーンベリさんをはじめ,十代の時点で既に行動を起こしている人はいる。日本はマスメディアの発達や,教育の充実は達成されているため,情報を広く共有すること自体はできているが,「何となく知っている」や「何となく聞いたことはある」というところで思考が止まってしまっているのではないだろうか。そう考えると,私は今,受け身であることから脱し,得た情報からプラスアルファで何かを自分で得ようと努力していかなければ,世界やSDGs達成に貢献することは不可能ではないのだろうか。したがって,私は今持っている情報からプラスアルファで何かの知識を得て,それらを活用していくという理念で,二つの問題を取り挙げて考えていきたい。
 一つ目はジェンダー平等についてである。以前まで私は,日本では女性が不利な立場に置かれているという事実を知ってはいたが,ピンとこなかった。なぜなら,自分の周囲では女性だからという理由で困っている人を見たことが無かったうえ,むしろ女性の方が得をしているのではないかと思ったことが何度もあったからだ。女性の政治家が少ないことも,ただ単に政治家になりたい人は男性が多いだけなのではないかと考えていた。調べてみると,女性は立候補数が少ないことと当選確率が少ないことが二重で起こっているため,女性政治家の数が少ないことが分かった。当選確率が低いことは,性差以上に個人の実力でみているはずであるから,女性だから政治力が劣っているだろうという固定概念を持っている人がいるならば,それをなくさなければならない。一方で,立候補者数が少ないことについて,女性の方が家事や育児があったり,夫が仕事のため選挙活動の手伝いがあまりできなかったりするそうだ。日本の男性の育休取得が少ないことは女性政治家が少ないことの起因の一つになっているのだと思った。ニュースでは異なるトピックとして取り扱われている二つの問題はつながっているとわかった。
 二つ目は地球環境についてである。現在,私は学校でインドの大気汚染はどうしたら解決するのかについて班で研究している。はじめは,野焼きが大気汚染の原因の一つになっていることを知ったので,どうすれば野焼きをなくすことができるのかについて調べていた。しかし,調べていくうちに,芋づる式に様々な問題が出現してきた。敷地内でごみを燃やすことがあるということを知り,解決策を練っていると,町の溝にごみを不法投棄することが頻繁に行われることを知った。また,経済が潤ったら農家は豊かになるのではないかと思ったが,経済が少し発展したことによって人件費が上がり,農作物の収穫のための人を雇えなくなったことを知った。したがって,一つの問題は,一つの問題として解決することは不可能に近く,いくつもの問題が複雑に絡み合っていてその中の一つとして捉えていかないといけないとわかった。
 実際に,一般的な生活の中で情報を得た時に思った考えを調べて検証してみると,自分の考えは浅はかだと思った。やはり,自動的に入ってきた情報だけでは正しく世界を見ることができないので,常に関心を持ち続ける必要性を感じた。以上をふまえて,私はSDGs達成に貢献できる人になるために,受け身でいることなく,世界問題に向き合っていかなければならないと思った。

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