『より良い世界のために今、私ができること』
貧困や飢餓など、世界の様々な問題について学んでいると、私はしばしばとてつもない無力感に襲われます。世界中で苦しむたくさんの人々を救うために、私一人の力で何ができるのだろうか。私はこの問いの答えを見つけるためにこのSDGs研修を受講しました。そこでまず気づいたのは、同じように無力感を感じている同年代の学生が日本にはたくさんいるということです。研修を受けている学生の投稿を見ると、みな真剣にSDGsの課題と向き合い、自分にできることを考え、行動に移している様子が伝わってきました。「今の世界に問題意識を持ち、よりよくしていきたいと考えている若者がこんなにたくさんいるんだ」と勇気をもらいました。研修を受ける前は、自分の考えを不特定多数の人が観覧するインターネットで発信することに抵抗を感じていた私ですが、今回の研修で多くの仲間と出会えた経験を通して、インターネットで情報を発信することは良いことなのだと思うようになりました。そこで私自身も今回の研修で初めて、自分の意見や考えをインターネットに投稿してみました。確かに自分だけで世界の問題を考えていても何も変わらないのかもしれません。しかし同じように悩んでいる人がこのような投稿を見つけて、問題意識を持ち続けるための手助けになったならば、少しでも世界に貢献できたと言えるのではないかと感じました。
私が日常生活において特に自分の力のなさを痛感するのが、買い物をする時です。私はよくチョコレートを購入するのですが、今回の研修でSDGsについて調べるうちに、チョコレートの原料であるカカオのほとんどが、アフリカの子供たちが学校に行かずに働いて作ったものであるということがわかりました。児童労働の問題解決に取り組んでいる認定NPO法人ACEの報告によると、西アフリカのカカオ農園で働く子どもの64%が14歳以下であり、さらに子供たちはカカオ栽培における農薬や刃物の使用などで危険と隣り合わせの状況にあるということでした。私が何気なく買っていたチョコレートが、アフリカの子供たちの児童労働を長引かせる原因の一つとなっていたと知り愕然としました。この問題を解決するために今日からチョコレートを食べるのをやめるというのも選択肢の一つですが、既にたくさんのチョコレートを使用した商品が流通しており、この方法はあまり現実的であるとは言えません。またチョコレートの売り上げが下がったとしても、それがそのまま児童労働をなくすことにつながるわけではありません。やはり個人の力は小さいのかとやるせなさを感じてしまいます。ではこの問題にどう対処していくべきなのでしょうか。私は、個人の力が小さいなら、より大きな影響力を持った会社という単位で問題解決に当たるのがよいと考えます。例えば大手製菓企業の森永製菓株式会社は、2008年から国際フェアトレード認証チョコレートを販売しており、対象商品1個につき1円をACEなどのNPO法人に寄付することで児童労働の解消に取り組む「1チョコ for 1スマイル」という活動も継続して行っています。「買わない」のではなく、このような会社の商品を積極的に買うことで問題を解決するための支援ができるとわかりました。この考え方を家族や友人にも広めていきたいです。
この小論文を読んでくださった皆さんも、普段の生活の中で消費しているものについて調べてみませんか。そして課題解決に取り組んでいる会社を支援しその商品を周りに広めることで、より良い地球の実現に貢献していきませんか。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、子どもたちと交流がしたい
SDGsについて行動したくなった!
高校生のとき学校のプログラムでSDGsについて学び、貧困や環境問題などの社会問題に興味がありました。また以前から海外でボランティアをしてみたいという思いがあり、実際にカンボジアの子供達とビデオを通して交流できるというプログラムに魅力を感じ応募しました。
以前からSDGsについて学んでいましたが、私に一体何ができるのだろうかと悩んだり、周りの友達でSDGsについて考えている人が少ないように思い孤立感を感じたりしていました。ボランティア研修のサイトでは一緒に学んでいる日本中の学生たちの投稿を見ることができ励まされるのと同時に、この研修を受けた一人一人がそれぞれの場所で身近な人にSDGsを広めていけば、日本のSDGsの認知度は上がっていくのではないかと感じました。
学んだことを自分の中だけで留めず、勇気を出して周りの人にも伝えていけるようになりたいです。
何事もやってみて損はないです!ぜひ挑戦してみてください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
オンラインで現地の子供達とつながるという経験ができて本当に良かったです!