『食品廃棄が与える環境への負担、環境が与える私たちの生活の負担』
現在日本では国内に出回った食糧のうち約20パーセントが捨てられており、これは世界の食糧援助量の四倍に当たる。世界には多くの飢餓問題を抱え栄養不足に陥っている人がいる中で日本ではこんなにも食料が捨てられているのだ。この捨てられた食糧のうち家庭からの廃棄量は全体の6割に当たる。家庭から出る残飯の総額は年間11兆円にもなり、それらを処理するために約2兆円かかっている。
また、日本は食品の半分以上は輸入に頼っている。約5500万トンもの食料を輸入しているのだ。世界的にも日本は輸入大国でありながら、食品廃棄大国でもある。日本は外国にお金を払って大量の食品を買い、食べられるはずの食品を廃棄するためにまたお金をかけているのだ。まだ食べられるものを家庭内で捨てるのはなぜだろう。またこのように廃棄していくことで環境はどのように変化していくのだろうか。
毎年多くの食糧を廃棄しているが、廃棄することで環境への悪影響は以下3点である。
1点目、食品業界から廃棄量50%家庭からの廃棄量ほぼ100%が焼却処分していること。
この焼却のよって排出されたco2は約4500万トンこれは日本のco2排出量の約3%にあたる。政府では平成20年7月より「低炭素社会づくり行動計画」が閣議決定され、2050年までに温室効果ガスを現状から60-80%減少させることを目指している。食品廃棄での3パーセントは割合的には少ないが私たちができるところから削減していくことが大切だと考える。
2点目、廃棄食料を輸送するために排出されたCO2。
毎日の生活の中で捨てている食料の中には、牛肉、バナナ、コーヒーなど海外から輸入しているものも沢山ある。日本の輸入食料は年間約5800万トン。その輸入食料のフードマイレージは、9000億トン・キロメートルで、世界の中でも突出している。日本の食料輸入だけで、日本の排出するCO2の1%以上(1690万トン)になる(農水省試算)。このうち、食べることなく廃棄された食料の輸入のためのCO2は、約380万トンにもなる。ここからいかに無駄にしているかがわかる。
3点目、廃棄された輸入食料を育てるために使った水。
日本の輸入食料を育てるために使われた水(バーチャルウォーター)は、とうもろこし145億立方メートル、大豆121億立方メートル、牛肉140億立方メートルなど、合計627億立方メートルである。日本の水消費に匹敵する量の水を海外で使用し、CO2同様、無駄に廃棄された輸入食料のバーチャルウォーターは、単純計算で約125億立方メートルにもなる。これは、日本全国の一般家庭が1年間に使用する水よりも多い。
食品廃棄と聞いて、賞味期限切れ商品や客の食べ残しなどが廃棄量の主だと考えていたが実際には家庭での廃棄が全体の6割になると知り驚いた。また廃棄することによって日本においての経済的ダメージだけでなく、近年問題視されている温室効果ガスを結果的に増やしており、大切な水さえも無駄にしていることを知った。そして家庭から出る廃棄量が現在多いのであればこれらの問題を解決するためには、それぞれの家庭で行動していく必要があると考えた。
日本での食糧廃棄は、家庭からの割合が高いためまずはそれぞれの家庭での活動が重要になってくる。よって以下3点のことを心掛けるべきである。
1点目、買い物時に食べられるだけ買う。
2点目、冷蔵庫の食べ物をよく把握し、賞味期限切れなど食べられたはずの食べ物を無駄にしない
3点目、日本ではこんなにも食糧廃棄が多いことを知っておく。それだけでも残飯量が減ると思う。
私自身も積極的な実践していきたい。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい
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SGH高校のグローバルコースに通っていたこともあり、高校の頃から世界中の様々な考え方や価値観を学んできました。この経験から、私が将来成し遂げたいことは、日本には当たり前にあるもので海外に知られてないものを海外に広めることです。高校の修学旅行で体験したマレーシアでの半日ホームステイに行き、日本よりも発展途上であるマレーシアで日本人にとって当たり前に使っているものやサービスは当たり前ではないことを知りました。将来の夢をために、大学生のうちにより多くの世界に目を向け、各地で起こる社会問題について理解できる人間になりたいです。そのためにも今SDGsについて学びたいと考え、参加したいと感じました。
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様々な企業がSDGsに取り組んだいるため、就職後、企業の活動の中でより大きなSDGs活動を私が主導で行えるようになりたいです。そのためには、今回学んだことからさらに深く学びを深めたいと思います。
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