海外ボランティア募集！大学生・高校生・社会人にオススメ。春休み夏休みも通年開催。

　私の生涯の目標は「私にとっての当たり前をみんなにとっての当たり前にすること」だ。私にとっての当たり前とは、毎日学校に行って多くの事を学び、美味しい食事をし、きれいな水を使って、温かい布団で眠り、健康的な生活を送ることである。しかしこれは今なお、世界の多くの人々にとって当たり前のことではない。国連サミットでSDGsが採択された年に学校でSDGsと国連についての講演会が行われて以来、私の意識は大きく変わった。世界には生き残るために必死に働いている子どもが大勢いることを知り、虐げられている女性たちやジェンダーの問題に苦しんでいる人々がいることを知った。その時の私は「国連で働かなければ、世界を変えることはできない」と思い込んでいたが、本研修を受けて、世界の人々や地球のために行動することに制限は無いと考えた。年齢や職業に関係なく、全ての人がSDGsを通して持続可能な社会を目指していかなければならない。
私は世界に貢献するために以下の2つを実践しようと考えている。1つ目は目標12「つくる責任　つかう責任」に関連して、サステナブルラベルの付いた商品を購入することだ。まずは普段の消費行動を見直して、「安い方がいい」「サステナブルラベルを探すのが面倒くさい」という意識を変える。そしてサステナブルラベルの付いた商品を製造したり、取り扱ったりしている企業に注目して、周囲の人にも知らせていきたい。2つ目はより多くの人々にSDGsに賛同し、自らが行う必要性を感じてもらうために、学びを深めていくことである。1つ目と違い、長期的な目標だが、この行動なしにSDGsは達成できないと考える。日本でも教育の質や機会の不平等は問題になっており、世界の目標であるＳＤＧｓの認知度は低いと感じる。SDGsを知ったうえで行動に移していない場合は様々なアプローチがあると予想できるが、そもそも知らない人にSDGsを押し付ける形で行動するように求めても根本的な問題解決につながらないと考える。私は将来、彼らの共感を得て一緒に行動していけるように、SDGsについて、誰にでもわかりやすく、興味をもってもらえるような説明ができるようになりたい。また地球の環境改善に効果的で、継続的に実施できるようなアイデアを提案できるようになりたい。そのために多方面にアンテナを張り、日々学びを重ねていきたいと考える。
SDGsが目指す社会は「誰も置き去りにしない社会」である。目標達成のためには全ての国と全ての人による行動が必要である。世界中の全ての人が他人事ではなく自分の事として捉えて、人々の生活にSDGsが溶け込むようになれば、小さな力が何十億も集まって必ず世界はよりよいものに変わると考える。私の行動が世界を変える力の一片になると信じて努力していきたい。