『消費者としての責任』
私たちはものを買ったり、使ったり、食べたりと、日々何かしらの「消費」をしながら生きているわけだが、どれだけの人がその消費生活の中で、人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動をとることができているだろうか。今年3月、新型コロナウイルスの影響で、マスクやトイレットペーパーが品切れになる事態が相次いだ。この背景には、デマ情報に惑わされて買い占めや高額転売を行った消費者の存在がある。言い換えれば、自らの購買行動が社会や商品供給システムにどのような影響を及ぼすのかを考えていない、消費者の問題が浮き彫りになったと言える。私は今回、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」に関連して、消費者として私たちができること、消費者である以上やらなければいけないことを3つ提案する。
まず1つ目は、食品ロス削減である。現在、十分な食料を得られない人々が地球上に多くいる一方で、日本では家庭から出る多くの食品ロスが問題視されている。驚くべきことに、農林水産省及び環境省の平成29年度推計によると、日本では食品廃棄物が2,550万トンも出ており、そのうちの612万トンが食品ロス、更にその中でも284万トンは家庭から出た食品ロスだとされている。家庭ごみとして出る食品ロスは、直接廃棄・食べ残し・過剰除去の3つに分けられており、これらの食品ロスを削減するために私たち消費者は、あらゆる取組みをしなければならない。例えば、買い物の際には食べきれる・使いきれる量だけを買うようにしたり、料理の際には残っている食材や期限が近い食品から使ったり、冷蔵庫や収納庫で保存する際には適切な保存方法で長持ちさせたりする。他にも、出された料理は残さず食べるなど、“もったいない精神”を大切にしながら、各自が食品ロス削減対策を行っていく必要があるだろう。
2つ目は、エシカル消費に関連する認証ラベル・マークのついた商品を購入することである。もし消費者が、無意識でも児童労働や強制労働によって作られた商品や、自然環境を犠牲にして作られた商品を購入すれば、それは社会問題に加担することになる。そうした事態を防ぎ、社会や環境に良い商品を選ぶために重要になってくるのが、フェアトレード認証やMSC認証といった、エシカル消費に関連する認証ラベル・マークなのだ。私たち消費者は、サプライチェーンの透明性が証明されている認証ラベル・マークがついた商品を、積極的に選択していく必要があり、またそうすることで、消費者の意見を生産者に伝えていくべきだと思う。
3つ目は、5R(リデュース・リユース・リサイクル・リフューズ・リペア)を意識して生活することである。大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムにより、資源不足が大きな課題となっている今、私たち一人一人が5Rを実践することで、環境への負荷が少ない資源循環型の社会システムを実現することができる。水を出しっぱなしにしない、買い物の際にはマイバッグを持って行く、資源を正しく分別し回収場所に出すなど、どんなに些細なことでも良い。その一人一人の心がけが、きっと社会を変える原動力になるだろう。
以上述べてきたように、私たち消費者は、消費者として責任ある行動が求められる。私がオンラインSDGs海外ボランティア研修を通して学んだのは、SDGsを自分事として捉えて生活の中で実践していくことの重要性だ。今後私も一人の消費者として、自分に何ができるのかをよく考えてアクションを起こしていくとともに、それを周りに伝播させ、持続可能な社会の実現に貢献したいと思う。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
LIVEボランティアが楽しかった!
授業や雑誌を通してSDGsの現状や課題について知り、更にSDGsについて勉強し、将来に役立てたいと思ったからです。また、コロナ禍の今だからこそできる、オンラインSDGs海外ボランティア研修に参加して、新しいことにチャレンジし世界を広げたいと思ったからです。
テキスト学習や動画学習を通して、研修前よりもSDGsのことを知ることができ、SDGsを知るだけではなく自分事として捉え、生活の中で実践していくことの重要性を学びました。またLIVEアクティビティでは、カンボジアの子供たちと楽しく交流することができました。子供たちの学習意欲や笑顔は素晴らしいもので、実際に現地に行ってボランティアをしてみたいという気持ちが強まりました。
「自分に何ができるのか」を常に考えて行動し、持続可能な社会の実現に貢献したい。
迷っているなら、絶対参加した方がいいです!ぜひ挑戦してみてください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
ぼらぷらのスタッフの方たちの対応が優しくて、嬉しかったです。私はこのオンラインSDGs海外ボランティア研修に参加して、本当に良かったと思っています。これからも、ぼらぷらを応援し続けます!