『ジェンダー、発展途上国と私たち』
近年、LGBT問題について、メディアで多く取り上げられることが見受けられる。日本では、大学におけるアウティング事件、国外で見ると、発展途上国の性別間教育格差問題など、ジェンダー問題というと多くのジャンルのものが今日には混在している。この中で、特に私は後者に目を向け、発展途上国でのジェンダー問題を解決にすることにより、SDGsによるところの5番、「ジェンダー問題を平等にしよう」と言う側面でいかに「持続可能な社会」を可能にしていくことができるかを考える。
ジェンダーの平等は、基本的人権であるだけでなく、平和で豊か、かつ持続可能な世界に必要な基盤です。例に出すと、「発展途上国が密集するサハラ以南のアフリカでは、女の子の中等教育純就学率が24%と世界で一番低い状態にある(UNICEF Teachers’ Network 通信, 2013 No.54による)」と書かれている。持続可能な世界を作る上でこのような現状は最大の問題点である。女の子に向けての教育を行うと言うことはすなわち、家庭の中で軸となる存在を育成することになり、それは、それ以降の世代への教育を行うことができることにつながると考える。では、なぜその女の子に対する教育ができていないのか。同記事によると、男の子を優先されてしまう貧困状況、通学路の危険さなどによる地理的要因、そして女性用のトイレがないことなどによる設備の不十分さが女の子の学校へ通うことのできない主な理由とされている。この教育問題の「根元」とも思える場所に、私たちは平等なアクセスを提供するとともに、政治的、経済的な政策決定プロセスにおいて平等な参加を確約することが求められる。ここで、私たちがこの目標に対して行えることは何であろうか。私は、近年発達しているソーシャルネットワークサービスを活用し、オンラインでの学習指導を行うことや、より現地のことを「知る」ことであると考える。前者に関しては、多くの事業が世の中にはあるため始めるには難しいことではないし、このコロナの状況であるからこそ、家にいながら「持続可能な社会」に貢献できる、と言うのはとても効率的であり、興味深いものであると考える。後者に関しては、このようなSDGsを学ぶ機会、と言うのが自分から進んで学習しないとあまり転がっていない、と言うところから感じたことである。能動的な学び、と言うのは現代に求められているものではあるが、自分、そして他国の持続可能な社会、と言うのは学びにくさを感じるところもあるであろう。教育課程に組み込むこと、そしてもっと全面的にSDGsについての学習を打ち出し、学びを活性化することで現状を改善することができると考えた。
前述したとおり、私はジャンダーについて焦点を向け、オンラインでの教育活動と、SDGsについて学ぶことを通して性別間教育格差問題について考察を行った。女性教育の不十分さに関して課題が多く存在しているが、この2点をしていくことが小さな一歩になるのではないかと考える。今回は発展途上国にのみ目を向けて考察をしているが、いくつかは国内においても当てはまることがあると感じる。現在SDGs達成のため、国外、特に発展途上国に対しての政策が組まれているが、それに加えて国内の問題に対してもアプローチしていくことは、SDGsへの理解にも繋がり、これからの目標達成に繋がるのではないかと考える。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた
一生モノの学びになった!
高校生の時にユニセフのボランティアでSDGsについて学び、その学びをより深くしたいと考えたから。
このような学びをする機会がなかったので、すごく新鮮だった。
とても面白く、楽しく学べました。
就活にはもちろん、大学での学びに活かしたい。
しっかり毎回理解して進めよう!