『SDGsと”考える”こと』
「誰も置き去りにしない」社会を実現していくために国連サミットで採択されたSDGs、私はこの活動は耳にしていたことはあったが、実際どのような目標を掲げ、どのような行動をしていくべき方針はあまり理解する段階にまで至っていなかった。今回の研修を通し、その方針を理解していったのだが、このコロナウイルスが蔓延し以前のような”グローバル社会”が通用しなくなった今現在、そして未来において、どのようにこのSDGsを達成していくべきなのだろうか。二つの目標に関連させながら論じていく。
まず最初に「ジェンダー平等」について考えていきたい。ジェンダーについては過去数十年前から問題に取り上げられてはきているものの、未だ根本の解決には至っていない。またコロナウイルス流行後では、ステイホーム期間が多くなったことによりDV被害数が以前と比べて増えていることが問題視されている。イギリスではロックダウンが始まって以降、電話やインターネット経由での「全国家庭内虐待ヘルプライン」への相談件数が依然と比べると25%増加していることが明らかとなっている。ある関連サービスでは電話だけでなく、ウェブサイトからも通報できるようにし、加害者に悟られないよう閲覧履歴を残さずウェブサイトを閉じられるよう「緊急出口」ボタンを設けている。このDV増加の問題は全世界に通じることであると考えると同時に、SDGsの方針と結びつけながら解決していく問題であると考える。家庭内での役割分担から始まる性分離の考え方はコロナウイルス流行以降も深く根付いており、平等なジェンダー社会とは程遠い。SDGsの方針にあるディーセント・ワークへの平等なアクセスのためにも、まず私達自身が家庭内の性の在り方に疑問を抱くべきではないだろうか。
次に「働きがいと経済成長」について考える。先ほど述べたようにディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)への平等なアクセスは貧困根絶のためにも非常に重視すべき目標となっている。しかしながら、コロナウイルスの流行を経て貧困や飢餓のある地域だけでなく、先進国と呼ばれる地域までにもこのディーセント・ワークのアクセスが難しくなっている問題が生じている。コロナウイルスが流行し経済状況が悪化していった2020年の日本では、過去と比べて失業者数は増加している。中には自身の好きなことを職としていたが手を離さざるを得なくなった人も存在し、”働きがい”のある仕事からは程遠い仕事を強いられている状況でもある。特に派遣会社の人々はその被害を大きく被っており、「社員はテレワークだが派遣の人々は出社を」などという危険な事態に晒された者も存在する。ディーセント・ワークを実現していく以上、コロナウイルスの流行によるこのような事態は非常に厄介なものであり、決して見逃してはならない問題であると考える。経済成長を掲げていくことももちろん必要ではあるものの、人々の生活をより人間らしいものにしていくには、国や政府からの支援が欠かせないものであることがこの問題から読み取れる。
これまで「ジェンダー平等」「働きがいと経済成長」について考えてきたが、他にもコロナウイルス流行以降、それ以前の問題も多く存在する。しかしながら私がすべてに共通して必要なことは”当事者である私達が実際に知り、考えていくこと”であると思う。特に”考える”ことに関しては現在の私達に欠けているものでもあるとも思う。未来の私達のために今現在の状況を知り、そして何故起こったのか、どうすれば問題を解決できるのかがSDGs達成に向けての一歩なのではないだろうか。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
SDGsについて行動したくなった!
コロナ自粛期間でも国際交流のきっかけを作りたかったから。
非常に資料など分かりやすかったです!SDGsに関することを深く学べたことが一番の経験になりました。
資料内でもあったように自身の行動に少しでもSDGsにとって貢献できるようなものを取り入れたいです。また社会問題や世界に関する問題など純粋な知識や知見を頭の中に入れ、今後の議論などに役立てていきたいです。
とても楽しく自分のこれからについて考えさせられる貴重な機会です!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
スタッフさんの優しい声がすごく頼りになりました!LIVEアクティビティ前のテストではわからないことや聞きたかったことを親切に教えてくださりとても助かりました!