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[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『「誰も置き去りにしない」』

小論文

『「誰も置き去りにしない」』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 世の中には地球自体が抱えている問題、地球に住む私たち人間の抱えている問題、それらを理解していない人が沢山いる。これを改善するためには、私たち個人個人が協力し団結した上で、SDGsの活動をSNSや学校など、様々な方法を駆使して、先進国・途上国関係なく世界全体が抱えている問題がどのよな影響を及ぼしているのか、それらの知識を世界中に広めていくべきだ、と私は考える。それは、SDGsが掲げる「誰も置き去りにしない社会」というモットーに直結するだろう。

 そこで、まず日本に住む私たちだからこそ取り組むべき問題は、食品ロスだ。

 食品ロス。本来食べられるのに捨てられてしまう食品。その量は年間646万トンあり、それは国連世界食糧計画による食糧援助量の2倍に相当する量である。「美味しくないから」「お腹がいっぱいだから」などという理由によって引き起こしてしまったこの深刻な食品ロスに対して、私たちは責任を持つべきだと思う。なぜなら、栄養不足の人が世界に8億1500万人もいる中で、日本人は一人当たりおにぎり1〜2個廃棄し、無駄にしているからだ。
 もちろん、日本がこの問題から目を背けてきたわけではない。現在日本では食品ロスを削減するために2つの法律が設けられている。
 まず1つ目は、「食品ロス削減推進法」。これは、様々な団体に責務等を明らかにするとともに、食品ロスに関しての基本となる事項を定めることで、削減を総合的に推進したものである。
 2つ目は、「食品リサイクル法」。これは、様々な工程で発生する食品廃棄の発生抑制と減量化を促し、また処分となってしまった食品らを食品循環資源の再利用を促進することを目的としたものである。

 だがしかし、消費者側の立場である私たちはどうしていくべきなのだろうか。そこで解決策として主に2つある。
 まず1つ目は、購入量の減少化である。私たちは買い物する際、ついつい目に入ったものを購入してしまう。この買いすぎてしまう行為を防止するために考えたのは、購入するものを事前にリストアップし、それらを購入するために必要な分だけのお金を持って買い物に行くことである。これによって、無駄な買い物が減り、冷蔵庫や棚の中にある不必要な食糧の減少に繋がるだろう。他にも、自身のスマートフォンで冷蔵庫・冷凍庫の写真を撮ることで、実際にはまだ残っている食材を誤って買ってしまうことの防止に繋がるだろう。
 2つ目の解決策は、フードドライブへの寄付である。どんなに対策をしても、廃棄せざるを得ない食品があるだろう。そこで近所の人や親戚にお裾分けするのも一つの手だが、最も有効的な「フードドライブ」を利用すべきだ。これは、余ってしまった食品を地域の福祉団体やフードバンクに寄贈することで、食べ物を必要としている人のもとへ届ける活動のことを指している。この活動によって、私たちの食品ロスを削減するだけでなく、栄養不足の人への食品提供へと繋がり、健康的な食生活から生じる人々の幸福も同時に得ることができるだろう。これらは人々の生活の質的向上を促すと言えるだろう。

 結論として、SDGsの認知度を向上させることで、地球が抱える問題に対して無知な人々に自覚と認識をさせることが可能になるだろう。そこから発展する団結した解決により、私たちは世界全体に悪影響を与えている問題の改善に貢献できる。そしてそこで最も重要なのは、世界全体で足並みを揃え、「誰も置き去りにしない」社会を築き上げることだろう。

鎌倉好男 教頭

SDGs関連トピックの中で自身の関心事項であろう食品ロス問題に関して、高校生の視点から実施可能な課題解決方法を2点提示できている点が評価できます。今後は、「無駄な購入量の削減」と「フードドライブへの寄付」といったアクションプランに日付や目標値を入れ、消費者の立場から具体的かつ実効性のあるSDGsへの貢献を期待します。

ぼらぷら

具体的な数値を用いて食品ロスの問題点を提起することで読み手へ当事者意識を持たせ、かつ自分たちが身近に取り組むことができる解決策を示してくれました。このオリジナリティのある文章から、かえでさんがこの研修を通してSDGsを深く考え、学んだことが推察されます。「誰も置き去りにしない社会」を構築するために、かえでさんが今後もSDGsを学び続け、周りの人たちに発信されていくことを期待しています。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
視野が広がった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!

研修を受講した理由を教えて下さい

海洋汚染や環境汚染、他にも自然災害など、私たちが生きていく上で避けては通れない道だからこそ、もっと関心を深めて危機意識を更に高めていきたいと思ったからです。また、最近話題にもなっている人種差別にとても関心があり、私たちは今後この問題とどのように向き合っていくべきなのか、ということをしっかり考え、そこから私たちはどのように行動すべきか、再度考え抜いていきたいからです。これらを含め、SDGsに参加することで自分の視野を広げ、国際感覚のある人間へと成長したいからです。

研修を受講した感想は?

SDGsについて学んだことで、表面的な問題だけでなく、その背景で働いている人々や支えている人々の現状を知れたことで、今の危機的状況にしっかりと向き合う必要があると強く感じるようになった。そしてなにより、コロナ禍だからこそできることを・やらなくてはならないことを研修を終えても探求し続けていきたいと思う。今回の研修を経て、視野が広がっただけでなく、生きていく上で選択肢が増えたように感じた。今まで考えたことのなかった視点から物事を観察したことで、以前より問題に関してより客観的に見ることができ、でもそのなかで他人事ではない、という事実を受け入れるきっかけになった。研修を始める前は、自分が満足ならそれでいいや、と自己中心的な考えになりがちでしたが、今は世界的問題を解決するには、誰も置き去りにしないで団結力を持つ必要があることに気付けた。以前の私のような人が世の中にはたくさんいると思う。なので、SNSなどを通して様々な人にSDGsについて知ってもらうために今後も活動していきたいと思った。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

研修で得た知識を活かして、まずはSDGsをより多くに人に知ってもらえるように活動していきたい。今では誰もが日常的に使用しているSNSなどを用いて拡散したり、身近な学校で伝えられそうな機会を設けたりなど、やり方は無限大にあると思うが、それらを通して現状を把握してもらうために声を上げ続けたい。そして、ここで得た知識だけにとどまらず、自分なりに調べたりして理解をより深めていきたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

真剣に取り組めば取り組むほど、自分の視野がどんどん広がり人生観も変わるので、この機会を有効活用してください!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

ぼらぷらのスタッフの皆さん、LIVEアクティビティなどを通して繋がることができてとても嬉しかったです!おかげさまで、これからの様々な出会いを大切にしていこう、と思うようになりました。また機会がりましたら、よろしくお願いいたします!短い間でしたが、ありがとうございました!

ふきだし

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