[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『慈愛にあふれた世界を目指して』

小論文

『慈愛にあふれた世界を目指して』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 高校生の私が、世界そしてSDGsに貢献できることとは何だろうか。私はこの問いを考えた時、「無関心のグローバル化」という言葉を思い出した。この言葉は、2019年に来日したカトリック教会の教皇フランシスコが、裕福な人々が利益だけを追求し、それ以外の物事に対しては無関心であるという利己的な社会を表現した言葉である。この言葉から関心を持つことこそが私にできることだと気づいた。よって、私が高校生に出来ることだと考える、「当たり前の毎日に感謝すること」と「他人事ではなく、自分ゴト化すること」をSDGsに関連して提案する。

 まず、SDGs 4番「質の高い教育を皆に」に焦点を当てる。日本は、この目標を達成しているが、私は本当に達成しているのかと疑義の念を抱く。なぜなら、日本は質の高い教育を受けているにもかかわらず、勉強が嫌いな生徒が多いからだ。私もその一人だったが、ぼらぷらの研修を通して自分がどれだけ恵まれた環境にあるのかに気づかされ、感謝しようと考えを改めた。私たちは勉学に対しての意識を「させられている」という受動的なものから「させていただく」という主体的なものへと変えるべきだと思う。実際、新型コロナウイルスの影響による一斉休校は、勉学に励める日常が当たり前ではなく、恵まれたものだということを教えてくれた。しかし、ユニセフ(国連児童基金)は、貧困や戦争により生きていくためには働かなければならない子供たちや、学校はあっても先生や設備の不足により学ぶことができない子供たちが3億300万人いると報告している。よって弁証法的な答えを導き出すには知識が必要不可欠である。勉強のありがたみを知った今こそ、SDGsの4番の本当の達成とする分岐点に日本は立っていると私は強く思う。

 次に、SDGs 12番「つくる責任、つかう責任」に焦点を当てる。日本では欲しいものはすぐそして安価に手に入れることが出来るが、それは日本製だろうか。私は中国やタイ製がほとんどであることに疑問に思い調べていくと、私たちが安い商品を追い求めるために日本国外で製造することが主流となった反面、様々な問題が生じていると知った。サッカーボール製造やカカオ農園の児童労働問題や、パーム油の元であるパームヤシの大量植林による環境破壊などが一例である。これらの例全てが日本に関係していることであるのに、私たちはその国自体の問題として捉えて、関係ないと思っている人が非常に多いと感じた。これこそが、無関心のグローバル化なのであり、すぐにこの考えを変えていかなければならないと強く思う。そこで高校生の私が出来ることは、2つあると思う。原産国の現状を知ることとフェアトレード商品を購入することだ。フェアトレードとは、発展途上国の生産者を支援することで環境を整え、より良い商品を作ることが出来るというものだ。この取り組みは、近所のスーパーで国際フェアトレード基準認証ラベルのついた商品を買うだけで支援できる。このように、生産国に関心を持つことは、境界による制限を超え、世界を自分ゴトとして捉えることができると考える。また、国ではなく一人の人間としての人生を見つめることが大切であると気づかされるのである。

これらの2つがぼらぷらの研修を終えて私が発見した「感謝」と「自分ゴト」である。自分の意識を変え、解決策を考え続けることは容易ではないが、これからの未来を担う私たちが世界に関心を持つことは大切であり、SDGsはその架け橋の一つであると思う。
「愛の反対は憎しみではなく無関心」
マザーテレサがこの言葉を残したように、慈愛に溢れた世界を私は目指したい。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
視野が広がった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

SDGsを深く具体的に学び、自分に出来ることは何か、日本そして世界のSDGsの達成度を知り、課題を明確に導き出したいからです。特に、SDGs4番「質の高い教育をみんなに」に焦点を当て、SDGsを実践している学校に通う子供たちとの交流を通して、現状や課題を考えたいです。このプログラムから、さまざまな問題に対して主体的に行動していくための第一歩としたいです。

研修を受講した感想は?

SDGsについて深く学びたいと思っていたので、SDGsの礎から、世界や日本の現状についての発展的なことまで幅広く学ぶことができました。動画学習は、貧困や飢餓などがもたらす影響を視覚的に訴えたものが多く、自分の無知を自覚するとともに、使命感を感じさせるものでした。テキスト学習は、動画よりもさらに深く、具体的な内容で、団体や企業、私ができることを的確に教えてくれました。私が、この研修で、何よりも楽しみにしていたことは、カンボジア国際交流ボランティアです。初めて国外のボランティアに挑戦したため、緊張しましたが、子供たちの反応や笑顔に元気をもらい、私も笑顔で接することの大切さを実感しました。このように、ぼらぷらの研修は、私の中でとても貴重な経験そして思い出となりました。ありがとうございました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

これからも、SDGsや世界、日本の問題に関心を持ち続け、学びを他の人に伝えたり、自分で行動したり積極的に行っていきたいです。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

知ることは、行動への第一歩です!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

コロナ禍で大変な時ではありますが、応援しています!
今回は、オンラインでボランティアさせていただきました。いつかカンボジアでボランティアできる日を心待ちにしています。

ふきだし

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