海外ボランティア募集！大学生・高校生・社会人にオススメ。春休み夏休みも通年開催。

世界は不平等だ。大きくなるにつれ感じたこの違和感は「しかたない」で片づけたくないと思う。
小さいころ「友達は大切に、困っている人がいたら助ける」というのは大人が教えてくれたとても素敵なことだ。しかし大きくなるにつれ、世界は貧しい国と豊かな国があること、不平等であることを知っていく。
「どうしてこんなに安く服を売れるところと、そうではないところがあるのだろう。」と疑問に思ったことが始まりだった。インターネットを使って調べてみると、安い服の秘密に、国外で生産していること、低賃金・重労働をしている人がいることを知った。普段自分が着ている服、選ぶ服が貧しい国を作り出している、この事実を知ったときとても苦しくなった。その理由は言うまでもなく、私は安くておしゃれな服があると「ラッキー、お得」と思い買っていたからだ。
　そこで私はどうすれば貧しい国が無くなるのか、自分ができることはどんなことなのか調べた。発展途上国の問題は自分が思うより奥が深かった。国際協力支援は、一時的なものだと意味がない（寄付をする、国際協力に行く。物資を送る）ということを知った。継続性があって、なおかつ発展途上国の人が自分たちで稼いで生きていける技術が必要ということ。
そこで私の日常の中で何か協力できることはないか調べたところ「フェアトレード」と「SDGs」という言葉に出会った。フェアトレードとは仲介人を通さず生産者が作った商品を正当な価格で消費者に届ける仕組み。そしてSDGsは地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓う国連が定めた目標だ。この2つを知ったとき、とても嬉しかった特にSDGsは「この目標がすべて達成できたら、みんな幸せだ」と興奮した。そしてフェアトレードのものと選ぶことは私が身近にできるSDGs達成のための活動、そして国際協力になると感じた。
　SDGs推進国第一位であるデンマークでは国民の８６％がフェアトレードを認識しており、お店のバナナなどフェアトレードではないものを探すのが難しいほど日常的に広まっているそうだ。一方で日本の認知度は32％とかなり低い数値になっている。
このフェアトレードが広まることでなぜSDGs達成のための活動、そして国際協力になると感じたのかというと3つの理由がある。１つは発展途上国への経済的自立と生活向上につながると思う。自分たちの働いた収入が正当な価格で入ることで、経済が回り生活の質が上がっていくと思う。それに伴って２つ目が発展途上国に住む子供たちにちゃんとした教育が受けられるようになる。生活の質があがり児童労働がなくなれば子供たちが学校に行く時間や経済が成り立っていくと思う。そして３つ目は国際貿易が正当化していくと思う。フェアトレードの商品を購入することが当たり前になれば先進国の企業はフェアトレードを取り入れないと売れないことになり企業全体で行うようになっていくと考える。
　世界にはSDGsを達成するための様々な取り組みが行われており、身近にSDGsに協力もできれば、何もしないこともできると感じた。
小さいころ大人に教えてもらった、人を大切にすること、困っている人がいたら助け合うこと。しかし実際は困っている人がいても見て見ぬふりをする世界に悲しさを感じた。けれどそれはダメだとSDGsや国際協力を行い平和な世界のために働くかっこいい大人。
私は、かっこいい大人たちが作った素晴らしい活動と目標達成のために行動できる人になる。