『『今』の高校生にできること』
SDGsは誰も置き去りにしない社会を実現するために掲げられた目標である。誰も置き去りにしないとは主に発展途上国において健康、教育などの生きる上で必要不可欠な社会的ニーズを充足し、すべての人にとって平等な世の中だということである。そして主に「すべての人に健康と福祉を(目標3)」や「人や国の不平等をなくそう(目標10)」をはじめとするSDGsの17個の目標は様々な形で必ずコロナウイルスの問題に直結するだろう。しかしコロナウイルスが発生してからまもなく1年半が経とうとしている今日、ワクチンの供給と共に日常を取り戻すどころか、緊急事態宣言が解除される兆しすら見えない。コロナ禍において、『今』の高校生にできることは何だろうか?
私は当たり前のことを当たり前だと思わずに相手を理解する意識を持つこと、そして物事を前向きに捉えることこそが国や地域にとらわれず『今』の高校生全員にできることだと考える。1人ひとりがそういった意識を持つことで言語や文化、昨今のコロナウイルスによる各国に対する先入観など様々な壁がなくなり、人々は繋がることができる。「繋がる」とは本来、離れているものが結ばれてひと続きになることを意味する。それは世界中の人が団結し、世界が一つになることだと換言できる。
これを踏まえた上でコロナ禍において高校生ができることを2つ提案する。1つ目は自分のことだけでなく周りの人のことも理解し、考えて行動することである。新型コロナウイルスの世界的流行によって国内外ともに他人に対しての接し方について問題視される機会が増えた。例えばウイルスに感染した後PCR検査で陰性が確認されたにも関わらず特別な対応をとられる会社員、ウイルス発生に関与してないがアメリカ人などから差別を受けるアジア人といった事例が挙げられる。このような事例を見て、私は窮地に立たされたときにどれだけ相手のことを思って行動できるかが大切だと考える。高校生のうちから一人ひとりが意識して行動し、周りの人に繋げていくことで輪が広がり、世界が1つになることに一歩近づくだろう。2つ目はオンラインを最大限に活用することである。コロナウイルスと共に生活する世の中になって以来、行動が制限されるようになったり、誰かと会って話すことも難しくなったりと後ろ向きな変化が多いが前向きな変化も少なからずある。それはオンラインを積極的に取り入れるようになったことである。例えばオンラインのイベントが増えたことで日本全国、そして世界中の人々と意見を交わす機会、定員があるようなイベントでもデバイス1つで参加することができるという事例が圧倒的に増えたように感じる。これは多くの人が経験したことがない逆境の今であるからこそ生まれた前向きな変化であるといえる。そしてこの変化により、現代の高校生は従来の型にとらわれず、様々なことを様々な形で、そして気軽に参加できるため、より充実した高校生活を送ることができるかもしれない。
本研修を通して私はSDGsは誰か一人が取り組んでも意味がなく、すべての国のすべての人が取り組むことで意味があると学んだ。私達は高校生であり、大々的な行動を起こすことはほぼ不可能に近いかもしれない。しかし、今回のように高校生のうちに様々な知識を蓄え、それを身近なことから考え方や行動に移すことでより多くの人に伝わり、輪が広がれば一人ひとりの力は小さくてもやがて大きな行動を起こすことに繫がると思う。それは誰ひとり残さない社会を実現すること、そしてコロナウイルスをはじめとする様々な社会問題を乗り越えることにも繋がるのではないだろうか。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
SDGsについて学び、将来に生かしたいと思ったから。
コロナ禍において、気軽に海外に行ったり、ボランティア活動が出来ないけれどこの活動に参加するにあたって感染を気にすることなく学習したり、海外の子供たちと触れ合うことができるから。
人の役に立ちたいと思ったから。
SDGs について詳しく学ぶ機会や他国の小学生に日本語を教える機会はとても貴重だと思った。今は気軽に海外に行ったり、ボランティア活動に参加したりということができないが、コロナ渦だからこそ自分の中で本研修に参加するという選択肢が生まれたし、参加してよかったと思った。
SDGsをできることから実践していき、様々な社会問題にも目を向けていきたい。
一生ものの経験ができると思います。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
分かりやすい資料や動画を用意してくださりありがとうございました。またLiveアクティビティでは主に現地の先生方がスムーズに研修が進むように誘導してくださりありがとうございました。