『世界の現状から考える私にできること』
10人に1人。この数学は、世界で5歳の誕生日を迎える前に亡くなってしまう子どもの数である。先進国では1000人あたり10人以下だが、アフリカ諸国では1000人あたり100人以上が亡くなってしまう国も珍しくない。中には本当であれば防ぐことのできる病気で亡くなってしまう子どももたくさんいる。そして今、新型コロナウイルスの流行によって、世界の医療・保険制度が大きなダメージを受けている。そんな中、SDGsの目標の一つである「すべての人に健康と福祉を(目標3)」に私たちはどう向き合い、何が出来るのか、それを考察する。
まず、防ぐことのできる病気で亡くなってしまう人がいる原因は何か。私は大きく二つあると考える。
一つはエネルギーへのアクセスだ。エネルギーは全ての人にとって必要不可欠なものである。しかし、世界で電気を使えない人々は12億人を超えていて、電気が十分に使えないために健康被害の恐れのある燃料などを使っている人は約30億人もいる。また、開発途上国では医療施設の4分の1は電化されておらず、その他の4分の1の施設では医療サービスの提供に支障をきたす停電が発生していたという調査もある。医療施設は健康を維持するためには重要な施設であるが、そこの設備すら整っていないのが現状なのだ。
もう一つは劣悪な水質や衛生環境だ。地球上にはすべての人が利用できる綺麗な水が十分にあるにも関わらず、安全な水を得られない人が約21億人もいる。衛生的なトイレを使用できない人もたくさんいる。そのせいで毎年、数百万人が水不足や劣悪な衛生環境に関する病気で命を失っている。私たちは蛇口をひねればきれいな水を得られるし、衛生的なトイレも使える。しかし、そのような生活は決して当たり前ではないことが分かるだろう。
では、世界のこのような状況を改善するために私たちには何ができるのか。
私は、SDGs を広め、行動することこそが私たちにできることだと考える。私たちはすべての人に健康や福祉を行き届かせたり、エネルギーへのアクセスを可能にしたり、環境を改善したりなど世界の問題は大きすぎて、解決のために自分たちに出来ることは何もない。ついそう思ってしまうことがある。しかし、本当にそうだろうか。シャワーの時間を短くする、電気をこまめに消す、冷房の温度は下げすぎない、クールビズに取り組むなど世界の問題解決に繋がる行動はたくさんある。『誰も置き去りにしない』社会の実現には世界の一人も欠かせない。たとえ私たちのできることが小さくても、それが集まれば大きなものへと変わる。だからこそ私は、この研修を通して学んだことを周りの人に伝え、SDGsを一人でも多くの人に知ってもらいたい。そして、節電や節水を心がけたり、クールビズに取り組むなどまずは私が行動したい。また、学校で先輩方が行っていた、節電クラスマッチのような企画を後輩にも協力してもらいながら再び取り組みたい。
行動する時は勇気がいる。しかし、行動しなければ何も変わらない。一人でも行動するための勇気を持って一歩を踏み出すことができれば、それは世界を変える大きな一歩に繋がるはずだ。一人の行動が世界の誰かのよりよい暮らしに繋がる。そんなことを願って私はこれからもSDGs の目標達成のために行動していきたいし、将来、医療従事者として働けるようになった時には、「すべての人に健康と福祉を」の目標に専門的な立場から携わりたいと考える。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
コロナ禍でもできることをやりたかったから。海外の方と繋がってみたいと思ったから。SDGsについてもっと学びたいと思ったから。自分の強みになると思ったから。色んな人と出会い、自分の視野を広げたいと思ったから。将来について真剣に考えたいと思ったから。
この研修を通してSDGsについて本当にたくさんのことを知ることができたし、SDGsの目標を『自分ごと』として捉えられるようになり、視野も広がった。また、自分の今の生活がどれだけ恵まれているかを知ることができた。LIVEアクティビティでは、カンボジアの子どもたちと楽しい時間を過ごし、海外と繋がる楽しさを知った。本当にいい勉強をすることができたと思う。
これからは周りの人に今回学んだことを話し、自分にできることをやっていきたい。そして、ボランティア活動も続けて行けたらいいなと思う。大学受験などでも一つの武器として活かしたい。
本当に勉強になる研修です!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
今回の研修は、ぼらぷらのスタッフさん、カンボジアの子どもたちや先生方など本当に多くの方のサポートがあったからこそできました。本当にありがとうございました!!