[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『質の高い教育を提供するために』

小論文

『質の高い教育を提供するために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 日本国民には、教育を受けさせる義務が課されており、すべての子どもは小学校と中学校の9年間、学校に通う権利がある。しかし、世界に目を向けてみると、途上国の初等教育就学率は90%越えという前進傾向にあるものの、中等・高等学校の就学率がそれほど向上していないという現状や、まだ学校に通えない子どもたちや通学に時間がかかる子どもたちがいるという現状が広がっている。
 教育を受けられない理由として、環境が整っていないことや、家庭内の問題があることなどが挙げられる。このような現状は私が想像しているよりもはるかに高い壁であろうし、私が考えもしない問題が起こっているかもしれない。しかし、その中でも一歩一歩前に進んでいかなければならない。私は、これからの世界をつくる担い手となる子どもたちに、夢や希望を与えられる場所が教育現場であると考える。教師、通訳者、開発者。学校に通って教育を受けることで、それまで思いもしなかった夢に出会うかもしれないし、もともと持っていた夢を現実に近づけることができるかもしれない。このように、教育には子どもたちの可能性が詰まっているのだ。
 私の将来の夢は、小学校教員になることだ。この夢は中学生の時の経験でつくられたものであり、大学生になった今もこの夢を追いかけて勉強に励んでいる。教員として教壇に立つ私には責任があると考える。まずは、目の前にいる子どもに質の高い教育を提供することだ。学校に来ている子どもにも、事情があって学校に来ることができない子どもにも、寄り添って質の高い教育を行いたい。そしてもう一つの責任は、周りにいない子どもにも質の高い教育を提供することだ。これは、教育を受けられない環境などの理由を直接的に解決するということばかりでなない。まずは、現状を知り、自分に何ができるかを考えて実行することが大切だと思う。テレビで見るニュースの情報は現実に起こっていることのごく一部であるため、自分から情報を仕入れることで、より現実に近い現状を知ることができる。そして、自分にできることを少しずつでも実行する、これが質の良い教育の提供につながると考える。自分にできることは、募金かもしれないし、文具を送ることかもしれないし、はたまた節電などという一見教育に関係のないことかもしれない。ただ、それは確実に世界の現状を変えていくだろう。また、教員となる私ができることの1つとして、自分が日本で関わる子どもたちに世界の現状を伝えることがあげられる。日本の子どもたちに世界の実情を知ってもらうことは、子どもたちが教養を高めることができる上、子どもたちがSDGsに興味を持つきっかけにもなると考えられる。教壇に立って色々なことを伝えられるようになるために、大学生である今、世界の現状と向き合って行動を起こしていきたい。

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