『SDGs達成のために大切な考え方』
SDGs達成のために必要なことはなんだろうか。SDGsに貢献するためには、まず、私たちがSDGsについて「知る」ことが必要である。知らないと何もすることができない。そして、自分が学び、考えたことを伝え、「発信」していくことが大切だと考えた。しかし、それは本当の正解と言えるのだろうか。
SDGsを行うこと、そしてすべての人が取り組むべきものとして強制することは、正しいのかもしれない。誰ひとり取り残さない世界の実現に向けて、すべての人の協力が必要であり、取り組むべきものである。しかし、そこでSDGsに取り組んでいない人を否定しても良いのだろうか。
SDGsには17の項目があるが、17項目すべてにおいて完璧に取り組んでいる人などいない。人間はだれしも完璧ではないからだ。例えば、私はSDGsに取り組んでいるが、ヴィーガンではない。お肉や卵が好きであり、好きなものを食べることができない生活は考えられない。しかしそこで、ヴィーガンの友達がいたとし、その友達がヴィーガンであるべきだという考えを私に押し付けてきたらどうだろう。それはSDGsの貢献の一つではあるが、それを強制することはその人の生き方を否定することになる。そしてそれはまた、目標3「すべての人に健康と福祉を」のメンタルヘルスの分野に影響する。ヴィーガンであるべきだと強制することはできないし、逆にヴィーガンを否定することもできない。ある分野でSDGsの達成に近づいていても、そのほかの分野で達成に遠ざかっているかもしれない。しかしそこで一番重要なことは、お互いの価値観を尊重し、理解することではないだろうか。
このように、食を大切にしている人にとって、食べ物の種類を変えることは簡単ではなく、それぞれの人によって出来ること、出来ないことがある。強制するのではなく違いを認め合うことが大切だ。そして、それぞれができること、できる項目に関してSDGsに取り組むことが大切だと考える。SDGsに取り組んでいない人を否定し、SDGsに取り組むことだけを強制する社会は、誰ひとり取り残さない世界とは言えない。
また、物事には二面性がある。そのため、違う立場に立って考えてみることが大切だ。例えば、プラスチック削減はSDGsの中でも分かりやすく、多くの人が取り組んでいる項目である。特にストローに関しては、使用することが多く、飲食店などで紙ストローなどの導入がされていることもあり、身近に感じるSDGsのひとつである。しかし、従来のプラスチックのストローを減らすことは環境保全に繋がり大変すばらしいことであるが、その反面、ストローを作ることを仕事にしていた人々はどうなるのだろうかと疑問を抱いた。会社は潰れ、そこで働いていた人々は職を失うことになる。社会はプラスチックの削減に気を取られ、そのことを見落としがちである。環境問題の解決に繋がっている一方で、項目8「働きがいも経済成長も」の達成を妨げる。このように、すべての物事に二面性があり、矛盾が生じる。SDGsを学んだからこそ、様々な可能性を考慮し、違う立場に立ったり、自分が正しいと思っていることであっても、一度疑ってみることが大切だ。
このことから、自分が学び、考えたことを伝え、発信していくことは大切であるが、学び、取り組むことを強制するのではなく、ひとつの考え方として共有することが重要だと考えた。相手の考えを知ることで、互いに世界を広げ、選択肢を増やすことができる。このような考え方をすることこそが誰ひとり取り残さない世界の実現であり、本来のあるべき姿なのではないだろうか。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい
視野が広がった!
勉強になった!
SDGsについて行動したくなった!
LIVEボランティアが楽しかった!
SDGsについて興味があり、より詳しく知りたいと考えていたからです。また、オンラインでも海外のボランティアができることに魅力を感じました。
SDGsについて、少し知識をもっていましたが、想像以上に知らないことがたくさんあり、まだまだやらなければならないことがたくさんあるということを知ることができました。また、今までは調べ、学び、知ることで満足していた部分がありましたが、自発的に行動するきっかけにもなりました。ここで学んだことを活かして、これからもより理解を深めていきたいです。
友人とSDGsについて考える機会を持つだけでなく、知らない人にも興味を持ってもらえるきっかけを作りたいです。SDGsで、人と人を繋ぐ架け橋のような活動をしたいと考えています。
取り組み方次第で理解度や充実度が大きく変わってくると思います。是非全力で取り組んでください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
このようなプラットフォームを作ってくださり、ありがとうございました。たくさんのきっかけ、学びを得ることができました。