『私たちができる食品ロス削減』
646万トン。これは、日本で本来食べられるのに捨てられる食品である。これらは「食品ロス」と呼ばれている。オンラインSDGs海外ボランティア研修に参加して私は、食品ロス削減についてもっと日本人の一人一人が行動するべきだと考えた。
世界では人口の約10分の1の人が栄養失調に陥っているという現状にある。特に、昨今の新型コロナウイルスの影響で職を失い、食費に使うお金が限られてきて、栄養バランスの考えた食事をする事ができず栄養失調者の数は増していると考えられる。
それにも関わらず、日本は食品ロス大国と呼ばれるほどの量をムダにしているのだ。どれほどの量かというと、現在世界中の国々が貧しい国の人たちに向けて年間400万トン以上の食料を支援しているのだが、日本が捨てている量は世界支援の量のおよそ1.5倍の量なのだ。食品ロスは企業が賞味期限切れなどの物を捨ててごみが出て、企業側の問題だと考えがちだが、実は捨てられている食料のおよそ半分が家庭から出ているのだ。その量は、1日1人あたりお茶碗一杯分を捨てている計算になる。生産者がこの問題を知ったらどう思うのか、考えただけで胸が痛くなる。
日本人は「食品ロス削減」になると思っていても行動する人が少ないと思う。例えば、スーパーで買い物をする際に、賞味期限が長い物を奥からとる人がいる。この小さな事から食品ロスは始まっているのだ。家庭内で意識する事は、その日作る物を決めて、食べられる分だけ賞味期限の近い物を買い、食べられる分だけ作るように心がけることが大切だ。どうしても食べきれない場合は、フードドライブへの寄付やお裾分けすることで食品ロス削減に繋がる。そして自給自足する事が大切だ。私の家では、祖母が畑で無農薬の食物を育てていて、私も幼い頃から畑を手伝っている。無農薬であるため、皮や茎、葉まで全て食べる事ができ、小さなことだが食品ロス削減に繋がっている。たとえ自給自足ができなくても、生産者への感謝の気持ちを忘れることがなければ食品ロス削減の大きな一歩となる。しかし、家庭内だけでなく、企業側も行動しなければ全体の食品ロス削減には繋がらない。私は、企業側が行わなければならない事は3つあると考える。1つ目はAIを利用して需要予測を高める事だ。販売できると想定した物でも、実際は売れ残ってしまう実態がある。そのような過剰生産をなくす為に、AIを活用して需要予測を高める必要がある。2つ目は廃棄物を活用して加工品を制作することだ。例えば、株式会社マツザワが製造した柿の皮を利用した市田柿コスメがある。柿の皮は一般廃棄物としてコストをかけ焼却処分されていたのだが、廃棄物を活用して加工品を制作することによって販売することができるのだ。3つ目はダイナミックプライシングの導入だ。ダイナミックプライシングとは需給バランスによって価格を変動させる事だ。同じ価格であれば、先程も言ったように、賞味期限が長い商品を購入する人々が多い。しかし、ダイナミックプライシングを導入すれば賞味期限の差によって価格を変動させる事ができる。以上の3点を行う事が出来るのなら、日本の食品ロス削減に大きな影響を与え、食品ロス大国と呼ばれる事はなくなるだろう。
生きているだけで食品ロス問題は付き纏ってくる。だからこそ、多くの人が、食品ロスを削減させるにはどのような取り組みをすればいいのか、自分で考えて行動するべきだ。一人でも多くの人が行動すれば、今後の日本がより良くなる。だから今、すぐに取り組まなければならないのだ。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
以前から海外ボランティアと、SDGsに興味がありました。しかし、コロナウィルスの影響で海外ボランティアができないと思って調べていたら御社を見つけ、私のやりたいことが詰まっていて学生の内にやっておきたかったからです。よろしくお願い致します。
こんなに、SDGsのことを学べる機会はなかなかないと思いますし、世界の現状を詳しく知ることが出来て参加してよかったなと心の底から思いました。特に、私はカンボジアの子供達と交流する事が1番印象に残っていて、楽しかったです。
SDGsは、2030年まで続くものなので、今学べてよかったです。食品ロスの自分ができる行動は今後ずっと続けていきたいと強く思いました。
とてもいい経験をさせて頂く事ができるので、迷っている方は是非、参加してみてください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
カンボジアの子供達の日本語が本当に上手で感心しました。これから先、色々大変な事が多くあると思いますが、頑張ってください。応援しています!