『みんなでアクション』
先日、海に遊びに行った時に思い出として拾った貝が簡単に割れてしまいました。これは、なんらかの原因で風化の速度が早まっているのかなと自分なりに考察し調べた結果、地球温暖化が原因となっているという結果に辿り着きました。このことについて、僕は貝やその周辺を取り巻く生態系を守るために、何かアクションを起こさなければいけないと考えます。
貝を構成している貝殻と、地球温暖化の関係から話を始めようと思います。貝を構成している貝殻は、海の中にある様々な物質のうち、カルシウムイオンと炭酸イオンを結合させた、炭酸カルシウムを主成分としています。しかし、地球温暖化によって海水に二酸化炭素がたくさん溶け込んでしまうと、それが酸として働いてしまいます。これを「海の酸性化」と言いますが、貝を構成している成分のうちの炭酸イオンを減らしてしまいます。そうすると、炭酸カルシウムを作りにくくなり、結果的には不健康な貝殻を構成してしまうのです。「海の酸性化」に注目して、世界の海の酸性化の状態に関する資料を調べた結果、産業革命後の1750年から、2011年にかけてCO2大気濃度が徐々に増加していることが分かりました。また他の資料では、大気中のみならず、海水中においてもCO2濃度が増加していることが分かりました。このままだと、海水中に生息している貝のみならず、他の海洋生物、さらには陸上に生息してる動植物、僕たち人間まで苦しむことになってしまいます。なので、この世界の状況を踏まえたうえで何か策を打たなければならないのです。
そこで、僕が考えた対策案として、ジュートという素材を使って色々な製品を作るというものがあります。ジュートとは、麻の種類の一つで、通気性が良くて水分の吸収・放出が早いので夏場に最適であり、ジュート繊維には保湿性があるため暖かいカーペットとして冬でも使えるという素材です。他の植物に比べて5〜6倍の二酸化炭素を吸収できるので、自然環境に配慮してものを作る素材としては最適かなと思いました。
このジュートでものを作る、という例のように何か新しい発想・考え・アクションが無いと、地球温暖化は進行するのみです。なので、まずは地球に住む人々が現在の世界の状況を理解し、手を取り合って、一緒に、地球温暖化を阻止するためのアクションが必要なのではないでしょうか。