[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『アフリカへ食料を飛ばしちゃおう!』

小論文

『アフリカへ食料を飛ばしちゃおう!』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 世界の中には飢餓で苦しんでいる人たちがいます。特にアフリカなどの発展途上国では深刻です。一方で、日本では食べられる食料を捨てている食品ロスが問題となっています。そこで、私は日本で無駄になっている食料をアフリカへ飛ばすことを考えました。
 どのように飛ばすのか。パイプラインのような管を使うことを考えました。パイプラインとは燃料を輸送するための鋼鉄製の管です。そんなものを設置するのには莫大な費用がかかり、お金の無駄だと思うでしょう。私もそう思いました。ですが、調べてみるとそんなこともないのです。日本とロシアをつなぐ日本海横断パイプラインを参考とすると、日本からアフリカへのパイプラインの設置費用は約6兆6000億。食べ物ゴミの処理にかかる費用は一年で約8000億円。つまり、現在の処理を八年続けるのと変わらないのです。このまま何もせず八年間ゴミ処理を続けるならば、最初に莫大な費用がかかったとしても日本からアフリカへパイプラインを繋ぎ、飢餓問題解決に近づく方が良いと思います。ですが、もちろん費用だけが問題なわけではありません。食料には消費期限があります。ただ遠くまで飛ばしていたら消費期限が切れてしまいます。食料をアフリカへ届けられてもそれが腐ってしまっていたら意味がありません。食料が腐ってしまう原因の一つは酸素に触れることです。ならば、酸素にできるだけ触れないようにすれば良いのではないかと考えました。真空パックです。真空パックにすれば雑菌の繁殖や酸化、変色を防ぐことや味、香り、食感を保つことができます。また、扱いやすくなります。ここで、届ける食料の中身について触れたいと思います。食品ロスの多くを占めているのが家庭系ゴミです。その家庭系ゴミの内約4割が食べられるのに捨てられてしまったゴミです。賞味期限切れや食べ残しなどが原因です。つまり、私たち一人一人が食料を無駄にしないよう意識すればその分を飢餓で苦しんでいる人たちに届けられるのです。
 少し非現実的な考えですが、飢餓や食品ロス問題を解決するにはこのくらいぶっ飛んだ意見が必要だと思います。寄付などを募って集まったお金で食品を買い、届けるという活動も大切ですが、有り得ない発想からヒントを得て企画を実現し、素敵な未来に近づけたら素敵な未来が作れると思います。私も未来を担う世代の一人として自分にできる小さなことから始めたいと思います。まずは食べ残しをしないことや買ってきたものは賞味期限の管理などをしっかりと行い、家での食品ロス量をゼロにしたいと思います。

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