[ぼらぷらSDGs小論文]

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『海から貝消滅の危機』

小論文

『海から貝消滅の危機』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

今、海から貝の姿が消えようとしています。まず、どのようにして貝殻ができるのかというと、海の中にあるさまざまな物質の中のカルシウムイオンと炭酸イオンを結合させた炭酸カルシウムで貝は自分の殻を作っています。そして、地球温暖化の影響で貝が自分の殻を作れなくなっています。
なぜ地球温暖化によって貝が自分の殻を作れなくなっているのかというと、海の酸性化が起きてしまうからです。海の酸性化とは海水に二酸化炭素が溶け込むとそれが酸として働き、炭酸イオンが減ってしまうことです。その結果、炭酸カルシウムを作りにくくなってしまいます。
産業革命後、二酸化炭素の大気濃度は徐々に増加して1750年から2010年で280ppmから390ppmまで増えました。そして、それと比例するように海水中の二酸化炭素も増加し、海の酸性化が悪化してきています。
海の酸性化を防ぐには二酸化炭素の量を減らすしかありません。それの解決案としてジュートという植物を使ってバックやカーペットなどさまざまな商品を作ることを提案します。
まず、ジュートとは麻の仲間で二酸化炭素吸収率が一般的な植物に比べ5〜6倍もあります。しかも、夏は通気性が良いため涼しい系の製品、冬は保湿性があるため暖かい系の製品に使うことができます。
もし、ジュートがもっと普及するようになれば世界中でジュートを栽培するようになり、二酸化炭素が減少していくと考えられます。日本でもかつては九州地方でジュートの栽培が行われていたので、日本から動き始めることが可能です。
また、カナダにある2大学の共同研究によって植物のように光合成ができるという画期的な素材の衣服の開発が行われ、バイオガーメントリーという藻類から作られた素材が開発されました。
貝を助けるためには地球温暖化対策をして二酸化炭素の量を減らすことが重要です。ちょっとしたことでも二酸化炭素を減らす工夫はできるので貝のために日頃から気にすることが大切です。

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