『私とSDGSと世界』
皆さんは二酸化炭素を含む温室効果ガスの削減について今の日本や、世界の現状をどのくらい知っていますか?削減は果たして世界の環境を良い方向へと導いているのでしょうか?ある日の新聞記事に国連の気候変動に関する政府間パネル=IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)は2021~40年、平均の気温上昇は50~60年に実質排出ゼロが実現する場合でも1.5度上昇し、化石燃料への依存が続く場合1.6度に達すると発表しました。これは18年に発表された報告書より、10年早まったということだそうです。またこれにより、森林火災が世界で頻発しています。特に地中海性気候に属するイタリア、ギリシャ、スペインやアメリカのカリフォルニア州、オーストラリアでは、被害が拡大しているそうです。この状況で打撃をうけるのは人間だけでなく生き物も含まれます。
私はこの記事を読んでまだまだ改善が必要であることを知りました。人間だけでなく生き物にも暮らしやすい環境にするためにもまず、原因である温室効果ガスの排出量をより削減する必要があると考えます。
先ほど私は、森林火災による被害が世界各地で拡大していると述べましたが、森林火災というものが、どのような影響を及ぼすのか知っていますか?私の住んでいる日本には森林はありますが、夏には湿気が多いためか森林火災という言葉をあまり耳にしません。そのため生き物が減少する、二酸化炭素の増加以外にどのような影響があるのか調べてみました。今回、私が初めて知った内容は主に2つあります。1つ目は観光業者です。ギリシャでは過去2年間で10万ヘクタールが消失してしまったそうです。これにより観光客が避難を強いられており、夏休みという稼ぎ時を迎えた観光業者にとって大きな痛手となったそうです。2つ目は、養蜂家です。ある日、山火事によってオーストラリアの養蜂家が打撃を受けたというニュースを見ました。なぜ養蜂家が打撃を受けるのか疑問に思ったので調べてみました。養蜂家には蜂、主にミツバチを育てます。そのため、市街地や住宅地などはどうしても、ミツバチが人を刺すリスクや、洗濯物や車に糞がつくリスクがあるため適度に人家から離れ、アクセスがしやすく巣箱に降り注ぐ夏の強い日差しを和らげてくれる里山や森林は養蜂場に適しているということでした。私はとても納得しました。
では、二酸化炭素削減のためにするべきことは何でしょうか?まず、化石燃料の使用を減らすことが温室効果ガスの削減に1番大きくかかわっていると思います。現在、世界では化石燃料の使用を減らすために様々な取り組みがされています。例えば、電気自動車の実用化や、再生可能エネルギーでの発電などがあります。次に私生活を見直すことよく私たちは電気の無駄遣いを指摘されます。電気を使いすぎるということは発電をたくさんするということです。現状、再生可能エネルギーによる発電量は、日本は全体の20%、世界は全体の36%ほどとまだまだ生活が補えるほどの発電量に達していません。発電量が増えることを待つよりも今の自分の私生活を見直すことが最善ではないでしょうか。。
このように1つの行動で温室効果ガスを多く排出してしまう可能性もあります。温室効果ガスによって受ける影響は、私が今回あげた気候変動以外にも、地球温暖化による気温の上昇により氷が解け、海の水が増え、陸地が減ることや、陸地が減ることや冷たい海がなくなることによって住む場所を奪われた生物の絶滅、伝染病の拡大、食べ物の減少などがあります。もしかしたら2030年には昆虫食がメジャー食品になるかもしれません。このような状況を最小限にするためにも私たち一人ひとりが意識して、みんなが快適に過ごせる生活にしたいです。しかし、学生という立場は発電の仕方を変える、電気自動車にするなどの大きなことは残念ながらできません。なので、細かい小さなことでも、今自分にできることをしたほうが良いと考えます。そこであげられるのが、上記にもある通り、私生活を見直すことが重要だと思います。現在は、たくさんの物事の機械化が進み、どんどん便利になっていますが、それと同時に世界を汚していては、便利にはなりますが、快適になるとは言い切れません。便利よりも快適を取りたくはないですか?またその点でいうと移動手段についても同様なことが言えます。排気ガスの量は飛行機、乗用車、電車の順に減っていきます。また電車を使わず、徒歩や自転車で行ける距離の場所は交通機関を使用せずに移動しようと思います。
しかし、私生活を見直すことより大切なのが、このような世界の現状をなるべく多くの人に知ってもらうことが1番重要でやるべきことだと思います。では、知ってもらうために私のような学生ができることは何でしょうか?それは、学校内という小規模だったとしても、ポスターをつくり飾ることや、時間をもらってスピーチを行うこと、授業などで意見交換をして知識を増やし、それをまた家族や、知り合いに伝えることなどができると考えます。私もまだまだ環境問題について、またそれによる、世界への影響について知らないことがたくさんあります。情報交換をしてまたそれを別の人と交換し合い、それを繰り返して、1人1人が快適な生活を目指して過ごすことができるようになれば、良い方向へと1歩2歩とすすもことができるとおもいます。