[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『地球問題と人々の意識』

小論文

『地球問題と人々の意識』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は、今回のSDGsの授業を通して、「なぜSDGsという目標を作ったりしないと地球規模の問題は解決されないのか」ということについて疑問を持ちました。つまり地球の問題はどうしてここまで解決するのが難しいのかということです。

まず私が考えたのは、「地球の問題」というのが漠然としすぎていて、なにを解決するために何をすればいいのかということが分かっている人があまりいないからこのような問題は解決されないのではないかと考えました。しかし例えば、SDGsには地球の環境に関するさまざまな問題や人権に関する問題、ジェンダー問題など人類規模で解決しなければいけない問題がたくさんあります。つまり人類がこれから解決してかなければいけない問題はたくさんあり、それは明確にどのような問題なのかがわかっているということです。とすると、何をすればいいのかわからないから問題が解決しないというのは誤った見解だということが分かります。

環境問題については、そもそも私たち人間がなにをしようと、地球規模の問題を解決するための十分な力にはなりえないのではないかとも思いました。しかし、そもそも環境問題は地球に人間がいたから起こった問題であり、科学的にも、環境をよくするためにできることがあるというのは証明されていてそれを実践するひとだってたくさんいます。ですので、決して方法がないから地球規模の問題は解決されないというのも、間違った見解です。

これらのことを整理すると、私たちはSDGsにあるような地球規模の問題を解決するために何をすればいいかということがわかっていて、それをするための術もあるということになります。ではなぜこのような問題は簡単に解決しないのでしょうか。私がこの場で思いつく理由は1つです。それは解決できる立場にある人たちに、解決しようという積極的な意識が足りない、またはないからです。

単純な仮定として、もし地球温暖化を3年以内に止めなければ、人類は滅びるといわれたら、全世界の人々が全力で地球温暖化を解決しようとするでしょう。これは私の勝手な見方ですが、大半の人々は自分に損がない限り、本気で地球規模の問題を解決しようとは思わないでしょう。地球規模の問題が解決しないのは人々の意識が低いからだと私は思います。

では、どうすれば人々の意識を変えていけるでしょうか。先ほども言いましたが、人は自分に損があるときにその問題を本気で解決したくなるものだと思っています。今までは地球温暖化などの環境問題をあげてきましたが、例えば人種差別の問題は、差別される人が苦しいから解決しようとするわけで、差別する側の人や、差別をするわけでもされるわけでもない人からしたら、そんなのはどうでもいいことになってしまうでしょう。もし差別問題などにまったく興味がない人が、ある日から差別されたり、いじめられたりしたら、その人は世界中の差別問題をなくそうという考えを持つようになるでしょう。

地球規模の問題は、大半の人々にこのような問題を解決しようという意識が欠けているために、解決にあまり進まないのだと私は考えます。人々の意識を変えるには、一人ひとりが損を受ける側、差別される側の気持ちを理解することが一番大事であり、地球温暖化が進むと自分たちにとってどんな損があるのか、差別される側はどんな気持ちなのか、それを理解している人が増えれば、地球規模の問題は今よりも早く解決に向かうでしょう。

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