『大人の学びのアップデートから自分にできることを考える』
SDGsについて認識が広まったのは最近のこと、現在は学生の授業でも取り上げられ関心が高まっているそうだ。実際にぼらぷらへの参加者の多くは未来を担う学生である。社会人の私は負けじとSDGsのことを知るべく、オンライン研修に加え国際教育機構(JICA)や国際展示場に足を運び、企業や学生団体、地方自治体等の柔軟な発想による様々なSDGsへの取り組みを知り、感銘を受けたと同時に何も実践できていない自分に悔しさを感じた。本論文ではSDGsについて学ぶ機会がないまま大人になってしまった社会人はどのようにしてSDGsへ向き合い世界へ貢献していけば良いのだろうか教育の観点から考察する。
日本の学生の多くは毎日学校へ行き、様々な授業を受ける権利があるのに対し、社会人になると仕事が生活の主体となり、それ以外の時間で学習の時間を確保しなければならない。学生と比べると学習のハードルは上がるため、大人になって勉強を続けている人はほんの一部の人たちであるように感じる。一方、カンボジアの学生は、現地で日本語や英語を教えられる先生が少ないため学習機会は多くないものの、つたない私の授業であっても一生懸命メモを取って学ぼうとする姿や終始笑顔で積極的に発言しようとする姿から非常に高い学習意欲を感じ取ることができた。このことから、世界には学習機会が少なくても学びたい子どもたちがいるからこそ、学習機会を提供する側の大人の教育への意識を変える必要がある。
教育の分野において大人がSDGsを学び世界へ貢献していくためには、オンラインで日本・世界の人々と対話し異文化交流をすることでつながりを強固にしていくことが大事であると私は考える。具体的には今回同様、教育関連の海外ボランティアやSDGs関連のイベントに参加すること、その学びをSNSで発信すること、オンライン英会話等でコミュニケーションをとること、語学の勉強などに取り組んでいきたい。どんなことであっても世界の人とのつながりを持ちながら学び、学んだことをアウトプットできる大人を増やしていきたいと考えている。学生時代に海外ボランティアを行った経験や1年間在日外国人の通う学校で日本語の授業を行った経験や今回のカンボジアの子どもたちとの経験のような国際交流を何歳になっても続けていきたいし、学ぶことは楽しいことであると発信していきたい。
SDGsには17の目標がありどれも大事な要素であるが、『読み書き計算ができない→能力が必要な仕事につけない→収入が少ない→食料が買えない→栄養が取れない→病気がちで仕事ができない』という負の連鎖に終止符を打つためには、その根源である教育から改善していくべきである。私が実現していきたい教育の未来は、大人こそ学びむしろ子どもからSDGsや今の時代に必要なことを吸収し教育レベルを年齢・国籍関係なくフラットにしていくことだ。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、子どもたちと交流がしたい
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
勉強になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
以前の海外ボランティアの経験からもう一度小さなことでも何か世界に貢献できる方法がないか
探していたところコロナ禍でもオンラインで海外の人々と繋がれる機会があることを知った。
さらにSDGsという世界共通の課題をテーマとしているところに非常に魅力を感じ、
ここで得た学びを国境や言語の壁を越えて発信したり、自分の生活に落とし込んだりすることで
より良い世界のほんの一部を創っていけたらと思い、参加を決意しました。
SDGsについて関心が高まったのはもちろん、自分がいかに小さな世界の中で生きていたのか思い知ったのが良い経験となった。
オンラインでも世界の状況を知る術はたくさんあるし、コロナ禍でもできることはあるし、行動してみようと思えたのは研修やカンボジアの子どもたちの交流や同じ研修を受けた仲間のおかげだと感じた。
世界の人に自分にできる形で教育を提供するために、再び国際交流のボランティアに参加してみたいと思います。
大人だからこそ学ぶ価値があると思います!