『飢餓と食品ロスを知る』
飢餓と食品ロス、この2つの言葉を聞いた時、誰もが疑問を抱くであろう。
私たちの生活・健康に欠かせない食事。先進国の日本に暮らす私たちにとって食事を取ることは当たり前である。その当たり前の意識が問題の原因なのであろうか、食べ物を残し、大量に廃棄する現状。これを機に問題を深く考えていきたいと思う。
そもそも食品ロスとは何なのか。まだ食べられるのに廃棄される食品のことである。日本の食品ロスは年間約600万トン、1日に1人あたりお茶碗一杯分に相当する。
しかし、世界には慢性的な栄養不足である飢餓の人口が最大8億1100万人。わかりやすくいえば、10人に1人が飢餓に苦しんでいるのである。世界には毎日十分に食事を取ることが困難である人がいるのにもかかわらず、私たちは毎日当たり前のように食品を廃棄しているのだ。私たちが無駄にする食品で苦しんでいる人をどれだけ助けることができるだろうか、それは想像に難くない。
しかも、現在世界の至るところで影響を及ぼしている新型コロナウイルスが飢餓の人々にさらなる脅威をもたらすこととなっている。同じく、食品ロスも昨年深刻化した。今までの食品ロスの一因としてコンビニでの大量廃棄などが挙げられたが、新型コロナウイルスによって新たな原因が生まれた。それは緊急事態宣言が発令されたことによる観光客の減少が日本各地の観光地でのお土産、学校が休校となったことで給食の行き場が失われてしまったことだ。この問題は、SNSやメディアで多く取り上げられ多くの人の目に一度は留まったであろう。私は、何度もSNSで大量廃棄を防ぐために立ち上げられた通販の広告を目にし、その量に圧倒されてしまった。
飢餓と食品ロスは解決しなければならない問題である。では、私たちにはなにができるのか。私は、まず「知る」ということが重要であると考えた。もちろん知るだけでは問題は解決しない。しかし、たとえ解決策をだし、その解決策を実行してくださいと言ったとしてもなぜその解決策が必要であるのか、現状がどういうものなのかを知らなければ何も始まらない。解決に向けて呼びかけられる解決策だけを実行するのではなく、問題について理解した上で意義を持って行動することが必要だ。そして、その1人1人の行動が積み重なって大きなアクションへとつながり問題解決の一歩になるのだ。
最後に、自分が当たり前だと思っていることを考え直してみてほしい。日本では当たり前かもしれない、しかし広い視野で世界をのぞいてみるとそこには当たり前ではないことが多く存在するかもしれないからだ。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい
視野が広がった!
いい経験になった!
中学1年生の時に総合学習の時間にSDGsについて知り、そこからボランティアに参加するようになってから途上国の海外研修ボランティアにも興味を持つようになりました。そこで、今回コロナ禍で様々なことが制限されている中でオンラインで世界と繋がることができるボランティアがあると知り、参加することに決めました。
今回、研修に参加してSDGsについて知らなかった多くのことを学ぶことができました。参加する前と後では様々な問題に対する理解が深まり、それぞれの問題に対して自分なりの考えが持てるようになったと思います。さらに、子供たちとのLIVEボランティアはとてもいい経験となりました。今のコロナ禍で海外ボランティアに参加することは難しいためオンラインでも活動することができたということが自信にもつながったと思います。
今後、この研修で学んだことをこれからの進路選択や社会問題解決に貢献していきたいです。
研修での学びは一生の宝物になると思います!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
研修を受ける上で相談に対してアドバイスをくださったり、サポートしてくださりありがとうございました。応援しています。