[ぼらぷらSDGs小論文]

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『外国人労働者の労働環境について』

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小論文

『外国人労働者の労働環境について』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私の父は警察官であり長年、外国人犯罪者を取り締まる国際捜査課で働いている。父の話によると近年、窃盗やオーバーステイなどの外国人労働者による犯罪が増えているそうだ。その理由に低賃金での長時間労働により離職率は上がり、再就職もできず、自国に帰るお金すら稼げないといったことがある。これは企業側にも問題があるのではないか。そこで、私たちの考えや行動を変えていかなければと思った私は、外国人労働者の現在の労働環境や問題点を調べた。
 日本では近年、人手不足の解消や労働力の確保のため技能実習生や特定技能外国人を始めとした外国人労働者を雇用する会社が増えてきている。また、外国人労働者が日本で働きたい理由として自国に比べて給料が高いことや福利厚生の充実などが主に挙げられる。しかし今も尚、外国人労働者が増え続ける日本だが働く環境は必ずしも良いとは限らない。
 厚生労働省の行った外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導、送検等の状況の調査では監督指導を実施した事業の内約80パーセントが労働基準関係法令違反が認められた。主な違反事例としては使用する機械等の安全基準、労働時間、割増賃金の支払いが挙げられる。以上の事から外国人労働者の待遇は深刻であると言える。
 ではなぜこのような状況に外国人労働者は置かれてしまうのだろうか。主な原因として2つ挙げられる。
 1つ目は日本語が分からない事である。日本語が分からないことを良いことに労働基準法を詳しく知らせないまま働かせているケースが多いようだ。労働基準法を知らないことにより違反な労働時間や最低賃金以下の給料に気づくことができず法令違反であることを抗議できないのである。
 2つ目は外国の文化においての理解が浅い事である。先程述べた主な違反事例以外に外国人労働者を取り巻く問題としてパワハラが挙げられる。言葉や文化が日本とは違うため意思疎通が上手くいかずトラブルに繋がってしまうケースがあるようだ。
 以上の事から言語はとても大切だということが分かるであろう。問題の解決策としてお互い良い関係を気づくためにも外国人への日本語教育はとても重要である。コロナ禍の今、私はこの「ぼらぷら」を通して日本語教育を必要としている子供達がいること、オンラインでも外国と簡単にコミュニケーションが取れることを実感した。今、私たちがSDGsのゴールに向かって出来ることとして「ぼらぷら」のようなボランティアに参加する事は未来の外国人労働者問題を解決する大きな一歩となるであろう。

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