[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『身近なものから考えるSDGs』

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小論文

『身近なものから考えるSDGs』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 日本で暮らす私たちは、食べるものに恵まれ、紛争などの争いもなく、十分な教育を受けられる環境が整っている。そのため、SDGsに対する認知度も低く、また、知っていても他人事のように捉えてしまいがちだ。しかし、世界の様々な問題は、私たち一人ひとりが協力して改善する必要がある。では、私たちがどうしたらSDGsを身近なものとして考えることができるかを考察する。
 私は、身の回りにある多くのものが世界中の人々によって作られていることを知った。そこで、今回は、現代人の必需品である「スマホ」に焦点を置き、SDGsと結び付けて考える。すると、いくつかの課題が見えてきた。
 まず、スマホの原材料である鉱物が引き起こす問題だ。これらの鉱物は、主にコンゴ共和国などの国で採取される。しかし、それは危険な鉱山での命がけの作業であるという。また、給料が良いため、孤児や元子ども兵士たちなど、多くの子どもたちも働いている。これは、SDGsの「8.働きがいも 経済成長も」に関連している。また、こうした鉱物を武力紛争の資金とする紛争も行われていることも問題である。
 次に、スマホを製造する過程での問題だ。大半の工場は、中国をはじめとするアジア諸国にあり、石炭火力発電によって大量のCO²が排出されている。これは「13.気候変動に具体的な対策を」に当てはまる。
 また、スマホの回収や部品の再利用があまり進んでないことによって廃棄されることが地球環境を悪化させる原因になりかねない。これは、スマホのみならず、他の電子機器においても同じことが問題となっている。
 これらの問題を解決するためには、スマホを使う私たちが、できるだけ長く大切に使うことが重要だ。壊れたら修理をする。リサイクルに出す。それだけでも、有限な資源を守り、地球環境の悪化を防ぐことができる。さらに、鉱物資源をフェアトレード化していく取り組みを導入していけば、労働者の安全も守られるようになっていくのではないだろうか。
 今回は、「スマホ」に焦点を置いてSDGsと結び付けて考えてみたが、一つのものが作られ、使われるだけでも、その背景には、多くの課題があることが分かった。私たちは普段、消費者としての立場で身の回りのものを見ることが多い。しかし、少し視点を変え、どこで、誰が、何を使って、どのように作られたのかを考えることで、世界と私たちとの繋がりが見えてくる。今回の研修はこのことに気づく良いきっかけとなった。私はこれからも、SDGsの掲げる問題を様々な人の立場になって考えて自分にできることを見つけていきたい。また、より多くの人がSDGsを自分事にできるよう広めていきたい。

発表会の様子

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