[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『資源や環境だけでなく未来に向けた気持ちの循環をも目指す持続可能な社会へ』

小論文

『資源や環境だけでなく未来に向けた気持ちの循環をも目指す持続可能な社会へ』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

インターネットが普及している日本でなぜSDGsは広まっていないのか。SDGsについて学んだ私の疑問であり、日本の大きな課題でもある。2015年に国連サミットで採択されたSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の世界での認知度は74%なのに対し、日本での認知度はわずか49%である。ほとんどの人はSDGsが何の略称でどのような目標を掲げているか曖昧だろう。誰かがやってくれるだろうという漠然とした思いが、SDGsへの関心を無くしている。しかしSDGsは私達にできる活動が沢山あり、行動に移しやすい。そこで提案する解決策はSDGsの情報や行動が循環する社会作りだ。

第一に少子高齢化の進む日本で総人口の約30%をも占める高齢者の活動を目立たせること。最近増えている老後の活動の中でSDGsに貢献しているものはたくさんある。例えば、パソコン教室など新たな学びを得るもの。これは生涯教育を可能にし、インターネットを使って新たに働きがいのある仕事を始められる可能性を作っている。また、農家の人々はSDGsの活動を始める事で新たなコミュニティを形成し、仕事へのやりがいを増すことができる。例えば生産品の販売店と協力してフードロス対策や、陸の豊かさを守る活動を伝えるなど。これらの活動が独立した物ではなく、SDGsに貢献しているということをもっと宣伝していくのだ。

次に日本の経済を担う働く世代にSDGs活動の利益を認知してもらい多様な会社がSDGsへの取り組みを行うようにすること。企業は顧客のニーズに応えることで利益を生んでおり、人々が危機感を感じている社会問題の解決への貢献が大きなビジネスチャンスなのは間違いないだろう。しかしSDGsの活動を行うことは他にもメリットがある。まず企業のブランド力を強化できる点。SDGsの活動を通して、短期的な利益を生み経済成長に貢献しつつ、環境保全という長期的な利益にも目を向けられる会社となる。SDGsの活動がその会社の魅力となるのだ。次に資金調達で有利な点。投資の世界では投資価値を測るESGという項目を新たに追加した。ESGとは環境、社会、ガバナンスに配慮した企業ということだ。SDGsに取り組むことはまさにESGに直結し、会社の利益となるのである。これらの利益があることを社会全体に広めていかなければならない。

最後に今強大な発信力を持っている若者が自ら情報を発信するようにすること。若者がSDGsについての知識がない原因、それは私達の過ごしている街でSDGsに触れているものが少ないからである。もしもコンビニでプラスチックごみに苦しむ海の生き物のことを知ったら。スーパーマーケットで日本は生産される食品8000万トンのうち3分の1の2800万トンが破棄されている事実を知ったら。果たして彼らは無関心でいられるだろうか。SDGsの情報が溢れる街づくりをすることで若者の関心を得るのだ。

これら全てに共通して必要なことは情報の発信である。情報の発信が人々の行動を起こし、あらゆる場面でSDGsの活動を目にする社会を作り出す。そして情報の発信こそ、私にできることである。私の言葉で情報を伝え、あらゆる人のSDGs活動を全面にアピールしていくことがこの社会づくりの鍵となるのだ。SDGsの理念であるNo one left behind( 誰一人取り残さない)という言葉を困難な状況に置かれている人だけでなく世界を再構築するSDGsの活動にまだ興味を示していない人にも当てはめて、全ての人が豊かな国際社会を作る一員となる社会づくりを目指す。

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