[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『エシカル消費を知る』

小論文

『エシカル消費を知る』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私はSDGsを学ぶ中、エシカル消費という言葉に興味を持った。
 エシカル消費とはより良い社会に向けて環境や人、社会に配慮した消費行動のことである。値段や性能だけをみて商品を選ぶのではなく、消費者それぞれが社会課題のために考慮し、そうした課題解決に取り組む企業を応援する形で行う消費がエシカル消費とされ、多くの意味を持った価値観として広がりを見せている。
 エシカル消費の知名度は24%と高いとは言えないが、コロナ禍以降にエシカル消費への意識が高まってきている。エシカル消費はSDGs17の目標の中の「12 つくる責任、つかう責任」に該当する。食や農業におけるエシカル消費を意識し実践することで、気候変動や動物福祉、労働問題など環境や社会が抱えるさまざまな課題の解決につながると考えられる。商品選択のたびに考えてから購入することは負担に感じるかも知れないが、私たちが環境や社会に対する配慮を怠ることにより、地球温暖化が進み資源の枯渇による価格の上昇といった形で消費者にはね返ってくる可能性や商品の安さの裏に隠された児童労働問題などが改善されないことにつながってしまう。
 そこで、身近な食の観点からエシカル消費を取り入れるポイントをあげる。
・地産地消を意識する
・応援消費をする 応援消費とは被災した地域や商品を積極的に購入する動き
・有機・特別栽培農産物を選ぶ 有機栽培や堆肥を活用した農業を行うことで大気中の二酸化炭素排出を年間約15トン削減できる
・フェアトレード商品を選ぶ 発展途上国で生産されている原料などを公正な価格で取引したものがフェアトレード認証商品と呼ばれ、さまざまな認識制度も設立されている。フェアトレード認証を受けた商品を選ぶことで、発展途上国での労働者の人権を無視された厳しい生活の改善や生産地付近の環境保全にもつながる。
・農福連携商品を選ぶ 農福連携は、障害を持つ人たちが農業で活躍することで、社会の一員として生きがいを見いだすことを実現するための取り組みで全国農福連携推進協議会による通販サイトで購入できる。
 エシカル消費が持つ意味は多様で、人や社会、環境などさまざまな面でメリットがある。すべてをエシカル消費で購入するのは負担が大きいが、日々の生活に少しずつ取り入れていくことが大切だと思う。

発表会の様子

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