『「貧困をなくすについて考える」』
「貧困」という言葉は誰もが聞いたことがあるだろう。しかし、「貧困をなくす」ということについて考えた人はどのくらいいるだろうか。
テレビやインターネットで私たちは多くの情報を入手することができる。
SDGSといわれる世の中になり、更に多くの人が貧困についての情報を知ることができると考えられる。
その中で、どのくらいの人がSDGSについて考えたのだろうか。
私は、おそらくこのSDGSの授業がなければ考えることがなかっただろう。
だから、学んだことをより多くの人に知ってもらうことが貧困について考えるきっかけになると考えた。
世界の6人に1人が極度の貧困状態で生活している。極度の貧困状態というのは、1日、約200円以下で生活している人のことをいう。1食でも物足りない金額だ。
私たちが、そのような生活になるとなにができるだろう。
今、当たり前にある生活が、すべて当たり前ではなくなる。
そのような生活をしている人が6人に1人いるのだ。
この地球から貧困で苦しむ人たちを一人でも、少なくするためには何ができるだろう。
私たちができる取り組みの一つとして、寄付がある。
日本には、国内外の貧困解決に取り組むNPO法人などの団体が多くあり、
インターネットのウェブサイトでも簡単に寄付することができる。
寄付といっても、最初は手に付けるのが難しい。
まずは、知ることが大切だ。
世界となると、いくらインターネット社会となり、情報が多く手に入るといっても、
考えにくいだろう。
そこで、日本の貧困について、調べた。
日本では、相対的貧困といわれる人が、7人に1人いるといわれている。
具体的に言うと、4世帯の年収約250万円以下(平均年収の4分の1)。
こういう人たちは、生活費でいっぱいいっぱいになり、病気の治療費や子供の進学費などを払う余裕がなく、生活するのがぎりぎりの状態だ。
主な原因として、二つあげられる。
一つ目は、非正規雇用の増加だ。
一定期間のみの契約を結ぶ雇用のことをいい、低収入で、安定した職につけない。
二つ目は、高齢者の増加だ。
高齢者が増えることにより、その面倒をみる労働世代の負担が増えることになる。
私たちはこのことを知り、向き合っていかなければならない。
私は、SDGSの授業を通して、貧困について知り、どうしたらなくなるのか考えた。
「貧困をなくす」ために寄付するのは難しくても、「ごはんを残さない」「お金を大切にする」などという些細な意識から変えていくべきだと感じた。
今回、この文章を読んでもらうことにより、SDGSについて考えるきっかけになる人が増えていくことを祈っている。