[ぼらぷらSDGs小論文]

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『私たちがするべきこと』

小論文

『私たちがするべきこと』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

貧困の基準は「最低限の暮らしができないほどの貧しさ」であり、一日 200円未満ほどで生活している人のことだ。
一日200円。生きるためにご飯を食べるので精いっぱいだ。そんな中、教育を受けるまでのお金はあるわけがない。お金がないだけではなく、家が貧しく、親を助けるために働かなくてはならない、家に水道がないため、水汲みをしなければならないなど、勉強をできる環境がないのだ。このようなことが理由で、世界の5~17歳の子供のうち5人中1人にあたる3億3000万人は学校に通えていないのが現状だ。
学校なんて行かなくてもいい。教育なんて受けられなくてもいい。と思う人もいるかもしれないが、教育を受けられないとどうなるのだろうか。
小さいころから教育を受けれていないと、文字の読み書きができない。識字率がほぼ100%の私たち日本人には想像しがたいが、世界で読み書きできない人は約7億 5000万人(世界の15歳以上の6人に1人)である。読み書きができないと、公共サービスを受けるために必要な情報を得て理解すること、手続きをすることができない。そのため、正しい情報を読み取ること、得ることができず、意図しないトラブルを招いたり、悪意のある人に騙されてしまうのだ。
また、学校に行けていない子の多くは、ゴミ拾い、小作人など不安定な仕事しか選択肢がなく安定した仕事に就けない。そのまま大人になると、安定した仕事でないため経済的に苦しくなりその子供の生活も不安定になる。すると、その子供も進学を諦めることになる。このように貧困は悪循環し、抜け出すことが難しくなる。
 自分たちと同じくらいの年齢で貧困で苦しんでいる人はたくさんいるのだ。この現状を知って私たちには何ができるか考えた。募金や、勉強道具、ランドセルなどの寄付をすることができる。しかし、こういったことをする以前に私たちはしなければならないことがあると思う。それは、今あるこの生活に感謝することだ。必要最低限度の暮らしができているだけではなく、友達と笑ったり、サッカーまでもする事ができている。これを当たり前だと思わず、"感謝する"というのが今私たちにできるというより、するべきことなのだと私は考えた。

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