[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『現状に慣れてきてしまった人々』

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小論文

『現状に慣れてきてしまった人々』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

  現在、発展途上国では、五人に一人が学校に通えていない状況である。同じ地球に住んでいること以外無関係だと思うのも無理はない。なぜなら、今の生活が十分すぎる程に満たされているからだ。しかし、十分なほどの衣、食、住に囲まれて生活する私たちとは裏腹に学校にも行けず、親と共に仕事をこなし、さらには下の兄弟たちの面倒を見ている同年代の子供が多くいる。こうして私たちが整った環境で勉強している間にも彼らは汗水垂らして必死に働いている。もちろんほとんどの時間を仕事に費やすのだから勉強する暇はない。例を挙げよう。カカオの生産地で有名なアフリカのガーナでは、農作物が大きな利点を生めないことから、ガーナだけでなくカカオを経済の要とする国全体が貧困となっており、農作物は人手が必要になるため子供からの労働者が必要不可欠となっている。発展途上国とはいえ、この問題は放っておいていいものなのか。私は奇跡的にこの国に生まれただけで、人権はみな平等にある。ならばこうして今も働いている彼らには、学ぶことも、幸せになる権利も、未来だってある。世界は目を背けずに向かい合っていかなくてはならない。そのように考えたため、私はSDGsの「質のいい教育をみんなに」について学ぶことにした。
 まずは児童労働について知らなくてはならない。児童労働の種類としては、三つに分けられる。農林水産業、サービス業、工業・製造業である。一つ目、業の原因はプランテーションにあると考えた。プランテーションは広大な土地によって大量に生産可能だが、その土地を管理できるほどの大人がいない。それにより働かざるを得ない子供が後を絶えないのではないのだろうか。二つ目、サービス業のほとんどは教育をまともに受けられなかった子供がほとんどだという。これは、日本にもある問題だ。なかには風俗で働く子供もいる。18歳未満の労働は法律違反であるが、貧困により働かざるを得ない状況にあるため国も見逃しているのではないのだろうか。他国に目を向けていたが、まずは自国の問題を解決しなければ他国を救えるはずもないのだ。今この瞬間にも苦痛を抱えている同世代がいる現状を見逃すわけにはいかない。
 もう他人事では済まされない。学生という無気力な私たちになにができるのだろうか。まずは募金である。そもそも児童労働の根本は貧困にある。募金なら最も身近であるため協力しやすい。あまり使わない一円でも誰かの笑顔を作れる可能性がある。そう考えるとやすいものだろう。助ける手段はまだある。フェアトレード商品を購入することだ。通常安価に輸入されているところ、適正な価格で販売するものである。対等な価格が支払われることにより、少しでも彼らの生活は安定していくだろう。
 

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