『すべての人に健康を』
今の時代二人に一人が癌にかかるという言葉を一度は聞いたことがあるだろう。ある程度お金を持っていれば持っているだけ最先端、良い治療が受けられるが医療体制が整っていないまたは病院がなくては意味がない。日本では世界的に見ても比較的高い医療水準を保っている国だが、では医療水準が低い発展途上国では?
実際発展途上国では五歳未満で亡くなる子供たちの数多くを占めており数に示してみるとおよそ540万人という数字になる。サハラ以南のアフリカ地域や南アジアで多く死亡の原因となる感染症等は私たちが住んでいる日本では予防・治療が可能であるという事実をどれだけの人間が把握しているのだろうか。そう言う私もSDGSでこの問題を深く掘り下げるまではこの事実を知らなかった。この問題を深く掘り下げていくなかで世界の問題に次いで特に私が印象深く思ったのが以前テレビで見かけた日本の自殺率の高さと少子高齢化の問題だ。
自殺率が高いという問題は何度も目にしたことがあると思うが最近特に話題になっているのが若者の薬物乱用である。薬物乱用といっても、ここで話すのは大麻や危険ドラッグのことではなく市販薬によるオーバードーズ・odであり社会問題化しているほどにodをしてしまう若者が増えているという事実がある。もちろん薬は正しく使わないと体に毒なのでodをしたことで死に至ることがあるし、後遺症が残ることもある。自傷行為といえるだろう。「すべての人に健康と福祉を」 という目標の中には細かくターゲットがありその一つである、薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む物質乱用の防止・治療を強化する。という項目は実際あまり効果を発揮できていないと私は感じる。この乱用をするという選択肢に至るまで、乱用者は心に深い悩みを抱えているという現状がありその悩みの多くが学校や職場・家庭での出来事など人と必ず関わらなくてはならないという環境にあると私は思っている。心がぐらりとしたとき、周囲のサポートが必ず必要になるがでは家庭に悩みがありなおかつ学校に居場所がない子だったら?
このように一人一人に適切なサポートができなかったりして乱用防止・治療を強化するという目標が達成できないことが多いのが現状だ。
これらの社会問題を解決するために私たち一人一人が出来る事は、自分の国だけでなくほかの国のために何ができるのかを考え続けていくのと、一人で抱え込んでしまう前に周囲を頼れるように自分が頼れるよう人・自分の事だけで完結してしまうのではなく人のことを考えた環境を作ることが大切だと思いました。