[ぼらぷらSDGs小論文]

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『LGBTQとSDGs』

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小論文

『LGBTQとSDGs』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 「ジェンダー平等を実現しよう」この目標を達成させるために私ができることは何があるのか疑問に思いました。そこで私は多くの人が耳にしたことのあるであろう「ジェンダー」と「LGBTQ」、「LGBTQ」と「SDGs」にはどんな関係があるのかを調べてみることにしました。
 まず、SDGs目標1の「貧困をなくそう」にはどんな関係性があるのでしょうか。文字だけを見ると「LGBTQ」との関係性はあまりないように感じます。しかし、「LGBTQ」の当事者の方はたくさん苦労しながら生活を送っています。「LGBTQ」であることを理由に家庭、学校、職場、そして地域から疎外を受けていることが現状としてあります。その他にもたくさんの人、場所からの疎外を受ける当事者の方々は働くことが非常に困難になるようです。学校生活に視点をおいてみると、男女ペアを作るように言われる、机は男女で隣など男女分けをしたがる学校の環境に悩みを抱える子供たちはなじみ、生活を送ることが困難になります。このように他と少し違うというだけでいじめにあいやすくなり、学校に対しての苦手意識が高くなり教育の機会や同年代の人とのコミュニケーションをとる機会が減る傾向があります。また、子供が「LGBTQ」の当事者だとわかると親はネグレストになりやすくなります。そのため、家庭という観点からも様々な機会を奪われることに繋がります。そういった子供たちが大人になると、子供の時に十分な教育を受けられなかったことで非正規雇用になりやすく、一般の人と比べると収入が少なくなってしまいます。同じ人間であっても性という1つの点が大きな壁となってしまう現状は、周りの人をはじめとし、世界中の人々が理解を深めていく必要があるのだと思いました。
 次に、課題となるのはSDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」です。医療や福祉をはじめとし、スポーツからも疎外をされやすく、運動が好きでもできない、体調が悪かったりけがをしてしまったりしても十分に処置をしてもらえないという点が課題として挙げられます。差別なしに医療、福祉を受けられるように多くの人の理解と協力が必要なのだと思いました。
 そして、1番関連性のある目標5「ジェンダー平等を実現しよう」です。ジェンダー平等と「LGBTQ」はイコールな関係なのだといいます。どちらかが欠けてしまうと、もう一方の実現は困難になるほど強く結ばれています。ここで私は疑問に思いました。両方大切なら「LGBTQ」はどうして「SDGs」に入ってないのだろうと。本来であれば目標のひとつにしたい課題だといいます。しかし、「LGBTQ」の当事者である人が自分らしくありのままに生きることが犯罪になりかねない国があることを理由に「SDGs」に入れることが不可能なのだといいます。そのため、「LGBTQ」も多くの人に理解された方が良い中で、まずは男女差別からの解決を進めているのだと思いました。繋がりが強い2つならどちらかの解決に取り組むともう一方も解決に進むと思います。難しい話ですが、どちらも多く人の理解がない限り解決までの道のりは縮まないのだと思いました。
 「SDGs」と「LGBTQ」にはたくさんの共通点があることがわかりました。その一方で自分らしさを求めることが犯罪となってしまう国、たくさんの組織から疎外されてしまう当事者が数えきれないほどいる現状も学びました。どちらかの解決に多くの人が足並みを揃えることで差別や格差が少なくなっていくはずです。自分らしく生きることのできる日本、世界になるように自分にできることを行っていきたいです。

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