[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『性別に縛られない自分らしさを持つために』

プレゼン動画


プレゼン資料
※動画内のスライドが見にくい方は、こちらをご確認ください

小論文

『性別に縛られない自分らしさを持つために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 ジェンダー平等を実現するためには、多様な個性理解し、固定概念に捉われないことが大事だと私は思う。私がこう思ったのには2つ理由がある。
 1つ目は、性別は生物的な分類でしかなく、同じ人間でもそれぞれ顔や性格が違うように、同じ性別でも思考や認識が違うことはごく当たり前のことであると考えるからだ。男性とはこうあるべきだ、女性だからこうするべきだという考えはもう古いのだ。多様な個性を理解するというのは具体的にどういうことか。人間の数だけ性別に種類があり、一人として被ることのないものなのである。それぞれ違って当たり前ということを、全ての人が理解することができれば、性別や恋愛対象などの固定概念がなくなり、自分らしさを持つことができる。令和となった今、 YouTubeやInstagramなどのようなSNSが普及し、簡単に自分を発信することができる世の中となった。インターネットの世界には、男声を出すことの出来る女性、男性を好きになる男性、男性でも女性でもない人、人を好きにならない人、様々な人が存在する。LGBTQの人や精神や身体に障がいを持った人達が、自分と同じ状況の人や苦しんでいる人に、勇気を与えている。自分らしさを全世界に発信し、世の中の人々に希望を与える、そんなインフルエンサー達に私は衝撃を受けた。周りと違うことを恐れない心、人と違うところを個性と捉えられる心に尊敬の意を持った。
 2つ目は、LGBTQの方の立場になると不便なことが多いと気付いたからである。私は知人のトランスジェンダーの方から話を伺ったことがある。知人の話によると、自分がトランスジェンダーと自覚するまでが辛かったと聞いた。今は自分自身を理解し受けていれているが、周りの目や世間の意見が気になってしまうと話していた。ここでとある例を挙げよう。近年、公衆の場で見受けられる「バリアフリートイレ」。バリアフリートイレとは車椅子の方や高齢者、妊婦さんや小さい子ども連れの方、内臓疾患者などに向けて作られたトイレである。本来、車椅子対応トイレとして設置されたトイレであり、大きなスペースに手すりや便座が低い便器などが設置されていた。多様性が認められてきた今、ベビーベッドやおむつ替えシート、オストメイト対応設備など一般のトイレを使うことが難しい方に向けて設置されるようになっていった。LGBTQの方の立場になると、トイレや更衣室などの性別で分けられる施設は悩ましいことが多い。そんな方のためにも「バリアフリートイレ」というものは存在するのではないだろうか。前提として身体的に不自由な方が優先ではあるが、男性でも女性でもない人がいるというのに男性用トイレと女性用トイレしかないのはおかしいと私は思う。もっと世界的に多様な個性を理解する人が増えていけば、ジェンダー差別などは減り、どんな人でも自分らしさを出していける世界になっていくはずだ。
 これらのことから、多様な個性を理解し、固定概念に捉われないことがジェンダー平等を実現させるために最も重要なことだと考える。この問題を解決するために私たちにできることは、周りと違うことを自分のアイデンティティとし、自分らしさをそれぞれが持つことである。偏見や固定概念に捉われず、あれはあの人の個性だと認識していけば、性別での差別は格段に減るのではないだろうか。LGBTQについての理解を深め、身体的に不自由な方や精神的に不自由な方、LGBTQの方など、どのような人でも生き方が尊重される優しい世界になることを願っている。

前へ  |  次へ

一覧に戻る