『一人一人の力で』
私たちは毎日ほとんどの時間を学校という場所で過ごしている。学校では勉強はもちろん、友人と他愛ない会話をしたり、部活動や行事など、学校という場所は学生の私たちにとってかけがえのない場所ではないだろうか。しかし、これは世界での常識ではない。日本ユニセフのデータによると世界では約3億300万人もの子どもや若者が学校に通えておらず、6.1億人以上の子ども・若者は必要最低限の読解力や計算力を習得していないと推計されている。学校に行けない子供たち、学校に行けても質の高い教育が受けられない子供たちは世界にたくさんいる。
質の高い教育をみんなにを実現するために、どうすれば良いだろうか。発展途上国における教育の課題は主に三つある。
一つ目は学ぶ環境が整っていないことが挙げられる。学校不足、教員不足、学校や教員の質が落ちている、紛争や自然災害により安全に通学することが困難などであることが原因だ。日本ユニセフのデータによると、世界で学校に通っていない子どものうち、およそ1億400万人は、紛争や自然災害の影響を受ける国に暮らしているとされている。
二つ目は親が教育の重要性を理解できていないことが挙げられる。学校に行かせる暇があれば働いてお金を稼いでほしいと考える親が後を断たないのだ。この課題と密接に関わっているのは貧困だ。国際労働機関(ILO)が発表したデータによると、5~15歳の子どものうち 1億5,200万人が働くことを余儀なくされていることがわかっている。
三つ目はジェンダー格差によるものが挙げられる。具体的には女の子という理由で学校に行かせてもらえないことがあるのだ。そのような背景には宗教や伝統に基づく慣習や差別が原因だ。
このような課題を解決するためにワールド・ビジョンでは、教育の重要性を伝える啓発活動、トイレの設置や教室の修繕、教員の指導力向上のための研修などを行っている。またヤマハでは、ベトナムでリコーダーなどの器楽教育のサポートを実施していた。
NPO法人で教育ボランティアを行っている方にインタビューをしたことがある。どんな気持ちでボランティアをしているのですか?と。その方は今は小さな力であっても参加してくれる人が増える度大きな力になっていくのを感じる、と答えてくれた。
私は、これらの課題を解決するために最も重要なことは国際協力だと思う。しかしそれは最初から大きくある必要はないと思う。まずは知ろうとすること、自分にできることを探すこと、それが大切だと思う。
私は今回SDGsについて、意義や具体的なデータなど多くのことを学んだ。そして私にできることを考え、発展途上国へ教育インターンをしに行くことにした。
発展途上国における教育の課題は教育のみならず、貧困、紛争、ジェンダー問題など様々な問題が絡み合っている。SDGs17の目標はどれも作用し合っている。私たちはこれらのことに関心を持ち、学び、行動すべきである。一人一人の力が未来を作るのだ。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
SDGsについて学び、目標をしっかりと持てるようになりたいと思ったから。
具体的なデータやSDGsの意義が知れてとても良かった。カンボジアの子供たちと学び合うことができ、やりがいがあった。
カンボジアにインターンしに行くので学びたいことを明確にできるように何度も資料を見返したいです。
きっと自分の課題や夢を見つめる時間にもなります!やってみてください!