『誰一人取り残さない世界を』
この研修を通して世界の現状に関する学びのなかで、私が最も関心を持ったのは、飢餓についてである。現在、土壌や淡水、海洋を問わず、地球規模で生物多様性の喪失が急速に進んでいる。その影響は食糧生産にも及んでおり、現時点で常態的に飢餓状態にある人は7億9500万人以上存在し、2050年までには20億人まで増加すると予測されている。一方で、私たちが暮らしている日本では、大量の食品廃棄が問題となっていることを知り、住む場所によって得られる食料量に格差があることに驚いた。
さらに、フードロスを放置したままで、必要以上の食料を輸入することは、輸出国の資源枯渇につながり、生産国における飢餓を増やしてしまう原因となる。現在、世界では約39億トンの食料が生産されているが、これは全ての人が飢餓に陥らない十分な量とされている。それにもかかわらず、フードロスにより、その3分の1にあたる約13億トンもの食料が捨てられている。そのうち日本では、612万トンが廃棄されている。これを国民一人当たりの廃棄量に換算すると、毎日お茶碗一杯分の食料を捨てていることに等しいのだ。このことから、飢餓の原因は、単なる食料不足ではなく、フードロスが一因であると考えられる。つまり、世界における飢餓と日本におけるフードロスは、表裏一体の問題とみることができ、決して他人事ではなく、私達自身の問題と認識し、取り組むべきである。飢餓問題を解決するためには、対外的な支援も重要だが、日本国内でのフードロスを減らす取り組みの方が費用もかからず、また、誰でもできる手っ取り早い方法であると思う。
実際、私が学校で給食当番をしていた時、私を含むクラスの半分以上の人が完食できておらず、何かしらを残していたことを覚えている。残す理由は2つあると、食べ残しをしていた当事者である私は思う。一つ目は、量が多いからだ。食が細い子もいるので仕方のないことだろうと思う人もいるかもしれない。しかし、一人一人に応じてご飯の量を調節できるように、大、中、小とご飯をよそう列を分けるなどの工夫をすることで、自分に必要な量を無理なく完食できると思う。
これは学校だけではなく、家での食事にも当てはまることだ。家庭から直接廃棄される量を減らすためには、買いすぎないようにするのが重要だ。しかし、お店に足を運ぶとついつい買いすぎてしまうので、事前に買い物リストを作成したり、食後に買い出しに行くのが有効な対策として考えられる。そのような工夫があれば、無駄な買い物をしなくなり、フードロスの解決につながるだろう。
食べ残しが起きる二つ目の理由は、嫌いなものがあるからだ。これに対しては、好きなものに嫌いなものを混ぜて食べたり、細かく刻んだりして食べたりする工夫や努力によって、食習慣を変え、食べ残しを減らすことができるだろう。
以上、述べたように、初めから食べきれる量のみを取ったり、買い物リストの作成後や食後に店に足を運んだり、嫌いな食べ物を残さず食べたりするなど、日常生活のなかでできることは数多く存在する。そのような地道な取り組みが、少しでもフードロスを減らすことができれば、他の地域における飢餓問題の解決に貢献できると私は思う。一人一人が身近な生活において世界とのつながりを意識して行動すれば、私たちの未来は変わり得るのだ。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
コロナで留学に行けなくなり、オンラインでボランティアをしたかったから。
現地のスタッフの方々がとても優しく、安心して受けることができました。
カンボジアの子供達の勉強に対する積極的な姿勢を見習いたいです。
困った時のLineでの対応もとても助かりました。
ありがとうございました。
将来のプレゼン発表や、パワーポイント作成に活かしたいです。
人前で話すことが苦手でしたが、少しは緊張せずに話せるようになり、良い経験となりました。
ありがとうございました。
この研修を通して、自分をゴト化して考えることができるようになりました。SDGsに興味がある人、ない人もぜひ参加してみてください。一生の経験になります。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
毎回の授業で会話が詰まった時も優しく対応してくださりありがとうございました。
とても充実した時間を過ごせました。