『食糧難:現代社会における深刻な課題』
世界的な人口増加と気候変動の影響により、食糧難が世界中で深刻な問題となっていることは知っていますか?食糧難による人々の飢餓と栄養不足は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を妨げる大きな障害となっています。私は、食糧難は最も早急に解決すべき課題の1つだと考えます。なぜなら、飢えに苦しみ亡くなる人が後を経たないからです。また食糧不足が続くと犯罪や紛争が起こりやすくなるからです。食糧難を解決するためには、原因を知り、それを踏まえた上で解決策を練る必要があります。従って、原因を述べた後に私の考える解決策を提案していきます。
まず、食糧難は一定の地域や国で食料供給が不足している状態を指します。そして、主な原因として以下の点が挙げられます。
1つ目は、人口増加と都市化です。今、急激に世界人口が増加しており、国連の人口統計によると、現在は80億人を超え、2058年には100億人に上るそうです。今でさえ、都市化が進行し、農地の減少や農業への人手不足が生じ、食料生産に影響を及ぼしているというのに、今後さらに人口が増え、食糧難に陥る人が増えるなら、早急な対策が必要になります。
2つ目は、気候変動です。気候変動は、農業に直接的な影響を与える重要な要因です。異常気象、長期的な干ばつ、洪水、気温上昇などがあり、例として、今年は過去最大のエルニーニョ現象が発生すると言われています。日本は、冷夏と暖冬になりやすく、夏に台風や豪雨が来るそうです。これらの気候変動によって、農作物の生産量が減少し、食料供給に影響を及ぼしています。
3つ目は、食品ロスについてです。世界では、毎年40万tの食料が生産されていますが、これは全人口の食を賄うには十分な量です。それにもかかわらず、食糧難が起こるのは、食料の多くが、先進国に集中し供給量が需要量を超え、食料が余って廃棄されるからです。その量およそ13億t、これは生産量の3分の1に相当します。
これらを解決するためには、様々な角度からアプローチする必要があります。
1つ目は、農業生産性を向上させ、持続可能な農業かつ気候変動に強い農業を促進することです。例えば、遺伝子組み換え技術や農業技術の導入、適切な農地の保全と再生、効率的な水利用、耐乾燥や耐水害の作物品種の育成などです。また、適切な土壌管理や森林保護も環境保全に役立ちます。
2つ目は、食品ロスを減らし、より多くの人々に食糧を提供することです。例えば、先進国に集まりやすくなっている食料を貧困地域に無料で輸出することです。そうすることで食品ロスを減らすことができ、かつ貧困地域の食糧難の解決にも繋がります。
3つ目は、研究と技術の促進です。新たな気候変動への対応策を模索するために、研究と技術の進展が不可欠です。乾燥や暑さに強い作物の開発などが挙げられます。
4つ目は、国際的に協力することです。気候変動は国境を超えて影響を及ぼす問題です。そのため情報や技術の力によって気候変動対策の最善の方法を広めることが必要です。
このようなことから、食糧難は現代社会における重要な問題であり、世界の人々との協力と努力が必要です。持続可能な農業の推進や食品ロスの削減、研究や技術の促進など、多くの対策が求められています。私たち1人1人の行動が、課題解決に導き、持続可能なより良い世界の実現のためにとても大切になっています。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
同じ学校の友達の発表会を聞いて、いい経験になりそうだし、もともと貧困や飢餓に興味があったので、私もしてみたいと思いました。
一度学校の家庭の時間にSDGsについて学んだことがありましたが、全然知らないことが多くて驚きました。特に、SDGsの課題としていることは、発展途上国ばかりの課題だと思っていましたが、先進国にも課題があって、私たちも他人事ではないと分かりました。また、発展途上国の課題も先進国に関係ないわけではなく、先進国の食品廃棄、排気ガス、低賃金労働など改善すべきことはたくさんあると感じました。
小さなことでも一人一人が意識を変えていくことで、大きな変化につながるので私も日常の生活で、リサイクルや食品廃棄をしないことなどを意識して過ごしていきます。
SDGsを知らない人が多いので、世界で行っている対策などを広めていきたいです。
ぼらぷらを通してSDGsについて知ることが出来るだけでなく、自分がどのように行動すべきか、今までどれほど裕福な暮らしをしてきたかなど改めて実感するいい機会になるのでお勧めです。