『SDGsは本当に達成するのか』
自分はSDGsについて学ぶ際毎回思うことがある。それは「本当に2030年までに達成できるのか」ということに疑問を持った。達成できなくても罰則などは無いがこれ程大々的に掲げたにもかかわらず達成できなかった場合批判が世界中から批判されるだろう。もしかしたらもう達成に近づいてるのかもしれない。そうであればまだ飢餓に苦しんでる人は沢山いるし、気候変動などに具体的な対策をしているのか、ましてや木々などをより伐採しているのではないだろうか。この問題を解決するためには自分はSDGsの認知、人々が地球全体が抱える問題を理解していかないといけないと思う。
朝日新聞の調査でSDGsの認知度調査というものがある。それを詳しく見ていくと、全世代の認知度はなんと7割を超える数値だった。一見良さそうに見えるが、問題はここからだ。内容理解という点だ。少し知っているが56.2%、殆ど知らないが28%と少し低く、さらに、SDGsに関する取り組みを企業または、個人として取り組んでいるかという質問に対して今取り組んでいる人は約20%しかいない。言い換えると、80%の人の殆どがSDGsを知ってはいるが取り組みはしていないということだ。これはみんなが自分の事として意識してないことだと読み取った。
そんな中、自分が興味を持ったのは17の目標のうちどの目標に興味があるかだ。結果としては、日常生活と関わりが多い「全ての人に健康と福祉を」や、「貧困をなくそう」が、頭ひとつ抜けて興味関心を持っている。しかし自分が気になったのは、1番関心の低い「パートナーシップで目標を達成しよう」だ。各目標の中で認知度の差があることがおかしいと思うが、何故こんなにも差があるのか調べることにした。
「パートナーシップで目標を達成しよう」とは、「全ての国、特に開発途上国でのSDGsの達成を支援するための世界的な協力関係を強化する」というものです。つまりSDGsを達成するためには、大量の資金、技術、人材、などが必要だから各国で出し合おうということです。ここで自分が思ったのは、「その目標が何故ここに入っているのか。あと数年で本当にたっせいできるのか。」と思った。自分もこの小論文を書くまでは細かくは知らなかった。というのも各国で協力すること前提で目標、SDGsを建てていると思っていたからだ。しかも現状、資金面で言うと、SDGsを達成するのに途上国で不足している資金の金額は2兆5000億ドルと示されている。それで、2021年度に最も資金を確保したアメリカ合衆国だが、その金額は402億ドル、日本は162億ドルと示され一見多く見えるが、これは不足している金額の1%未満の水準でしかないのだ。
ひとつの目標しか深く調べられていないが、自分は正直不安な気持ちがある。しかしこのような現状になっているのは自分らの責任だ。国民一人一人が小さいことでもコツコツと取り組んでいけば必ず大きな結果を得ることが出来ると思う。例えば、買い物をする際事前に買うものをチェックし、それ以外買わない。などすれば、食品ロスの問題にも繋がる。また、植林活動への参加や、ちょっとした外出は、徒歩や自転車にすれば気候変動への対策、地球温暖化への対策にも繋がる。
今少し考えるだけでもこんなにもある。
将来より良い世界になるように、世界中のみんなが自分のことだと思いすぐに行動を起こすことが重要だと、声を上げて言いたい。