[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『恵まれたこの環境で』

小論文

『恵まれたこの環境で』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

「あー、今日も学校かぁ」日本に住んでいる子供なら1度は口にしたことがある言葉だろう。正直、朝早くに起きて勉強するために学校に行くのは憂鬱な時もあると思う。しかし、毎日学校に行けるという環境がいかに恵まれているか、私は今回の研修を通して改めて強く感じた。
私はこの夏にシェムリアップ市内からバスで1時間ほどの村にある学校に授業ボランティアに行った。バスを降りた瞬間から笑顔の子どもたちに囲まれてこの上ないほど幸せな2日間を過ごした。休み時間は久しぶりに走り回って遊んで、授業中は隣りに座ってノートを一緒にとったり、教科書を声に出して読んだり。言葉は通じないことの方が多かったが、そんなこと気にならなかった。言語の壁はない、という言葉、今までは疑っていたけど初めてそのことを実感した体験だった。笑顔は世界共通の幸せを共有するツールだ。
カンボジアでは1970年代、ポル・ポト政権によって多くの知識人が虐殺され、その影響で教育を受けられなかった子どもがそのまま大人になってしまい、現在も学校に行けていない子どもが多くいる。子供の頃に教育の機会を失った人たちは学校に行く大切さを知らないため、自分たちの子供を出稼ぎに行かせることも多々ある。近年では学校に通える子どもたちも増えたが、その教育環境はまだまだ完璧なものではない。
例えば、子どもたちはゴミをゴミ箱に捨てる習慣がなく、ゴミ箱だと連れて行かれた先はただのゴミの山でゴミが直接地面に捨てられていて、放課後に生徒が回収しに来ていた。また、数カ所に設置されているウォーターサーバーのコップはそれぞれ1つだけで1つのコップを生徒同士で使いまわしていた。衛生面が特に遅れていると感じた出来事だった。
知識は誰からも奪われない唯一の財産である、という言葉を聞いたことがある。勉強して得た知識は必ず自分の人生の役に立ち、そしてそれは誰も奪うことができない。知識、教育こそが人生を豊かにするもっとも大切な財産なんだと思う。
私が訪問した学校のカリキュラムには日本語と英語が含まれていた。英語は世界の様々な国や地域で使われていて、勉強することに大きな意味があると思うが、日本語は使える機会が限られている。なぜそのような言語を勉強するのか。そこで調べてみると、観光業はカンボジアの主要な産業で、近年は日本人観光客も増えている。事実、観光地では日本語や中国語を話すガイドさんも多くいた。カンボジアで安定した職につくために様々な言語を学ぶことは意味があるのだ。
やはり、教育で得た知識こそが人生を豊かにする。だからこそ、すべての人に教育の機会が与えられなければならない。子供の頃から仕事をして家計を支えるのではなく、学校に行って勉強することこそが貧困からの脱出の大きな一歩ともなる。子供の頃から出稼ぎに行ったり、親の仕事を手伝ったりする生活は不安定で長くは続かないだろう。時間やお金はかかるし、すぐには実感できないかもしれないが、教育を受けて得た知識は必ず人生を豊かにし、仕事や生活、様々な面で活かせるだろう。
日本に生まれた私は、多くの学ぶ機会に恵まれている。その学ぶ機会を最大限に活かして、無駄にしないことが今の私がSDGs4番「質の高い教育をみんなに」に貢献できる最大限のことだと思う。恵まれたこのチャンスをしっかりと活かして、将来はそうでなかった人に手を差し伸べる。今回の研修で改めて自分がいかに恵まれた環境で生活できているかを実感した。この感謝の気持ちを忘れずに目の前のチャンスをつかみ取り、しっかりと学び、知識という財産を手に入れて、世界平和の貢献に一歩ずつ近づいていきたい。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

将来の進路に活かしたい

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

普通の旅行では体験できないようなことが体験できそうだったので、申し込みました。また将来、大学在学中に海外へ留学したいと考えているので、その練習になればいいなと思っています。

研修を受講した感想は?

とにかく良い経験ができたなと思います。普通の旅行では絶対に行けないような現地の学校。私自身、教育で得た知識こそが途上国における貧困からの脱出の大きな一歩であると思っていたのでその現場に行けたことが何よりも良かったです。実際に学校の授業に参加してみて、良い面も改善したほうが良い面もどちらもこの目で見ることができました。また、学校の環境や授業の質などにおいていかに自分が恵まれているかを実感することができました。
何か行動を起こす時、やはりこの目で現状を見ないといけないと思います。世界平和に貢献するための1番最初のステップである「知ること」が体験できて本当に良かったです。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

まずは学校の友達など周りの人に自分の経験を話して多くの人に現状を知ってもらいたいです。そして、今後いつどんなときでもこの経験を活かすことができるように今回の研修で学んだことをしっかりと覚えておきたいです。そのために自分の考えをまとめた小論文を作成したり、箇条書きでもいいから思ったことを記録します。
また今回の研修で自分にはいかに多くのチャンスがあるかを実感しました。恵まれたこの学習環境に感謝を忘れずに多くのチャンスをつかみ取り、しっかりと自分のものにしたいです。そして、将来はそうでなかった人に手を差し伸べられる人になりたいです。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

参加して後悔をすることは絶対にありません。一生物の体験です。また、多くのことを学べたと同時にたくさんの思い出ができました。帰ってきた今でも思い出すと心が温かくなるような思い出です。

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

ガイドの方のお話から多くのことを学べたのが本当に良かったです。実際に現地に住んでいないと知らないようなこともたくさんお話してくださったので、カンボジアの現状を知る良い機会になりました。ありがとうございました!

ふきだし

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