[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『探究の授業で作成した防災パンフレットを使って、外国での教育機会を増やすことに貢献したい。』

小論文

『探究の授業で作成した防災パンフレットを使って、外国での教育機会を増やすことに貢献したい。』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私はSDGsの目標10番である「住み続けられるまちづくりを」の実現のために、地域での防災活動を通した孤立の解消のための活動を、実際に学校の探究の授業で行なった。高齢者や外国人などが地域社会で孤立してしまう問題に注目して、地域包括支援センターや多文化共生センターなどへのインタビューを行なった。すると高齢者や外国人の中には地域との交流を積極的には望まない人もいることが分かった。しかしこれでは災害時など、いざという時に周りとのコミュニケーションが取れずに取り残される可能性がある。そこで災害が多い日本においてとても身近な防災を、地域を一つにする一種のツールとして捉え、地域での防災活動を促進させる手段として班で防災パンフレットを作成した。東日本大震災の被害に遭われた仙台市若林区井土地区の老人クラブである井土寿会の皆様に直接お話しを伺いにいき、地域一丸となって防災に取り組むことの大切さを教えていただいた。実際に作成したパンフレットは、「やさしいにほんご」で書かれており、災害時に必要な持ち物のチェックリスト、井土寿会の皆様のアドバイス、外国人で日本語が不自由でも避難所で提示するだけで伝わる個人情報のカード、災害時にしか使われない難しい言葉を簡単にしたもの、などが記載してある。これを地域で共有してもらい、孤立解消や地域団結と、防災を結びつけた新しい防災活動のありかたとして広めるために、パンフレットの配布を行なった。
ここまではこのボランティアを始める前までの活動だが、ボランティアに参加してから、この活動をより良くするためのアイデアが思い浮かんだ。それはSDGs目標の4番である「質の高い教育をみんなに」に関連して、カンボジアをはじめ、その他の外国の地で普通の教科に加えて防災の勉強を行えるように、作成したやさしいにほんごの防災パンフレットを通して楽しく学んでもらうことである。今回のボランティアを通してカンボジア現地の子どもたちに日本語の勉強の手伝いをさせてもらった。そのときにパンフレット作成時に一生懸命考えたやさしいにほんごを思い出し、この解決策を思いついた。日本語を学びながら自分たちの身を守るために必要な防災の勉強をすることができる。
この活動が実現できたら、より多くの国で防災意識が高まり、住み続けられるまちを作ることができ、また子どもたちの教育の機会を増やすことにも貢献できると考える。

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